太陽の顔が濃くてカメラの顔認識が反応するタロットカード「神秘のタロット占い入門 榊その」
自然を愛するタロット愛好家、せみやまです。
愛好家というほどの事はやってないんですが、最近、妻のバク子がタロット占いを始めて、それに影響されて少しずつタロットの知識が増えてきています。
目次
高校の文化祭でタロットカード前世占いをやった話
高校時代の僕は物静かな少年で、エヴァンゲリオンの下敷きを教室の机に置いて周囲を圧倒していた事を除いては、ごく普通の高校生でした。そんな僕でしたが、高校の学園祭では、なにか爪痕を残したくて、校舎の廊下に無許可で占いのブースを作り、母が持っていたタロットを使って同級生を相手に前世占いをやりました。
その詳細については、下のラジオでお話しています。
高校の文化祭で使ったタロットに、ネットで再会!
高校の文化祭で使った母のタロットカードなんですが、当時の僕にとっては不気味な絵に見えた事と、母もあまり物に執着が無い人なので、あるタイミングで、実家からは無くなりました。その後はそのタロットの事を思い出す事も無かったんですが、バク子にそのタロットの事を話したところ、ネットで色々と検索してくれて、偶然にも、そのタロットが付属していた書籍の名前を知る事ができたのでした。
榊その著「神秘のタロット占い入門」
僕が高校の学園祭で使ったタロットは、榊そのさんという占い師の方が1981年に刊行された書籍「神秘のタロット占い入門」に付属していた、オリジナルのタロットカードでした。
てっきり、母が学生時代にタロット占いをやるために購入したものだと思い込んでいたんですが、この本は僕が生まれる少し前に出版されており、母が学生時代に買ったものではありませんでした。
確認は取っていませんが、母は生まれてくる僕の事を占ってくれていたのかもしれません。
きっと、数年後に生まれた弟の事も、このカードを使って占っていたのだと思います。
書籍名が分かった事で、ネットで中古販売しているのを見つけ、購入する事ができました。
手元に届いたタロットカードは、間違いなく、高校の文化祭で使った、あのカードでした。
以前に感じたような不気味さは、今となっては感じず、むしろ影絵作家の藤城清治の作品に通じるところのある、ユーモラスで親しみが持てる絵柄のカードだと感じるようになっていました。
カメラの顔認識が「太陽」のカードにめちゃめちゃ反応する!!
僕がブログの写真を撮るため、毎日のように使っているデジカメ「GRIII」。
この記事の写真もGRIIIで撮ったんですが、カードを並べた集合写真を撮る際に「太陽」の顔があまりにも濃いため、カメラの顔認識がすごい勢いで反応していました。
「太陽」以外にピントが合わず、撮影に支障が出るほどでした。
タロットの画像一覧
カードの全体像を俯瞰するため、全部のカードを机に並べてみました。大アルカナの画像一覧
小アルカナの画像一覧
最初に引いたカードが「悪魔」!!
タロット占いには色んなやり方があるんですが「1枚引き」という、78枚あるカードを混ぜて、1枚だけ引く事で、その日の運勢や状況を占う方法があります。
タロットを買い直した直後に、さっそくやってみたところ、いきなり出たのが上の「悪魔」のカードです。
いきなり悪魔って!!! なんでだよ!!!
妻のバク子に聞いたところ、悪魔のカードには「ヤギ座」という意味もあるそうです。
確かに、僕は1月5日生まれのヤギ座なんですが。
「あなたはヤギ座です!」という事なの?
いや、知ってるし!!!!! 自分の事だから!!!
その後、色々調べたところ、悪魔のカードには「創造性」「情熱」「無意識の力」というプラスの意味もあるようです。
タロットの解説書には、あまりいい事が書いていない悪魔ですが、最初に引いたカードなので、いい意味だけ記憶しておこうと思っています。
「運命の輪」の世界観
大アルカナのカードで、僕が特に気に入っているのが「運命の輪」です。
運命の輪を回す天使は目隠しをされていて、運命がどっちに転ぶか分かってないし、運命の輪に子供がぶら下がってグルグル回って遊んでるし、この世界観、めちゃくちゃ好きですね。
このタロットカードの特徴
タロットカードは、大きく分けて3種類あります。マルセイユタロット:
タロットの原点。小アルカナは記号的な表現がされており、ウェイト版やトートタロットのように、人物・行為のビジュアルで意味を表現する事は無く、その意味は秘められている。
ウェイト版:
文筆家のアーサー・エドワード・ウェイトが制作し、1909年に発売したタロット。隠秘学結社「黄金の夜明け団」に所属していたウェイトが、結社の解釈に基づきデザインしたタロットで、他のタロットとの大きな違いとして、大アルカナのカードと番号の対応関係が独特であること、小アルカナのカードの絵柄が、現実的な人間の行為や状況で表されている事などが挙げられる。
これは、トートタロットの小アルカナが、ファンタジックな象徴の絵柄で表されているのとは対照的。
トートタロット:
オカルティストのアレイスター・クロウリーがデザインし、画家のフリーダ・ハリスが描いたタロットカード。
大アルカナの「正義」が「調整」というカードになっているなど、重要な意味を持つ大アルカナの構成自体が、他のタロットとは大きく異なっている。
占星術やヒンズー教など、それまでのタロットの文脈には無かった思想を取り入れた複合的な世界観を持っている。
「神秘のタロット占い入門」付属のタロットは、1~10の数字の小アルカナのデザインには人物などの情景が含まれる事は無く、聖杯や剣など、それぞれのスートでデザインされており、これはマルセイユタロットと共通しています。
ですが、大アルカナのカードと番号の対応関係はウェイト版と共通しており、大アルカナに十二星座のマークが印字されているのは、トートタロットの文脈とも共通しています。
複数のタロットカードの文脈を統合した、非常にユニークなタロットカードだと言えると思います。
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