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初代ウルトラマン 視聴の記録

2023年12月3日

最近、ドラマや映画などのエンターテイメントを観る時、古い作品を好む傾向がどんどん強まってきています。

古畑任三郎の1~3シリーズを続けざまに視聴した直後に「白い巨塔」(2003年版)を視聴し、とうとう最近は円谷プロダクションの動画配信サービス「TSUBURAYA IMAGINATION ウルトラサブスク」に登録し、「ウルトラマン」(初代:1966年放送)を見始めてしまいました。



以前に観た時は「さすがに古いなぁ…」と、古典をたしたむ様な感じで接していたのですが、今やすっかり気持ちが童心に戻ってしまい、ただ純粋に「ウワー!この怪獣いいなぁ!」と、むき出しの心でウルトラマンと向き合っています。

ちなみに、ウルトラマンのOPでナレーターの名前が「石坂浩二」と表示されており、まさかあの石坂浩二??と思って調べてみたら、あの石坂浩二でした。
「白い巨塔」で石坂浩二の味わい深い演技を堪能したばかりだったので、驚きましたね。


ウルトラマンは基本的に一話完結方式のため、気になる回を飛び飛びで観ているので、時間が経つとどの回を観たのか、すぐに忘れてしまいます。

ここに備忘録として記録を残しておき、随時更新していきたいと思います。

※ネタバレしています。ご注意ください。

1話「ウルトラ作戦第一号」

現在も続くウルトラシリーズの記念すべき第1話です。

別の記事に詳しくまとめています。

2話~7話

amazonプライムビデオの購入履歴を観ると、2018年に観たようなのですが、あまり覚えていません。

5話「ミロガンダの秘密」は、熱帯植物の研究者が持ち帰った植物が怪獣化して襲ってくる、という話だったと思います。

7話「バラージの青い石」は砂漠にある都市が舞台で、アリジゴクの怪獣とウルトラマンが戦いました。

8話「怪獣無法地帯」

火山の影響で無人になっていた架空の島「多々良島」に2年ぶりに定点観測所を設置し、4人の先発隊を派遣したところ、音信不通になってしまい…

という不穏なイントロダクション。

島は人がいない間に怪獣に占拠され、弱肉強食の世界と化していました。

レッドキング、チャンドラー、マグラー、ピグモン、スフランという5種類の怪獣が登場する、豪華な回です。

レッドキングとチャンドラーは登場するなり戦っており、レッドキングは馬鹿力に任せてチャンドラーの翼をもぎとり、島の生態系の頂点に立っている事を窺わせました。

ピグモンは友好珍獣で、先発隊の生き残りの人に食料を届けてくれていたのですが、レッドキングの投げた岩石の流れ弾に当たって死んでしまいます。
可哀想でした…。

この回で僕が一番好きな怪獣がマグラーで、全体的に黒っぽい体色、全身にトゲを生やしており、鼻面にはサイのように巨大な一本角まであり、とてもかっこいい怪獣なんですが、ハヤタ隊員とムラマツ隊長の手投げ式ナパーム弾2発を受けて、あっけなく退場してしまいました。

レッドキングという主役が控えているとはいえ、マグラーはもっとやる奴だと思っていたんですが…
結構な見かけ倒しでしたね。

レッドキングはウルトラマンとの肉弾戦との結果、力尽きました。

スーファミのゲーム「ウルトラマン」は、どの怪獣と戦う時も、怪獣の体力ゲージをゼロにしてからスペシウム光線でとどめを刺すという仕様だったので、実際のウルトラマンを観ると「あれ、スペシウム光線じゃないんだ…」と不思議な気持ちになります。

9話「電光石火作戦」

放射能が大好きな怪獣ガボラがウラン貯蔵庫のある町を狙っており、破局を阻止するために科特隊が動きます。

ハヤタ隊員は町からガボラを遠ざけるため、ヘリコプターから放射能を吊ってガボラを誘導。

うまくいくかに見えましたが、付近を歩く少年2人を発見。
少年たちを安全圏に移動させた後、放射能を含んだカプセルをガボラにぶつけようとしますが、カプセルのリリースがうまくいかず、ハヤタ隊員はヘリと共に墜落、ヘリは爆発炎上。

脱出したハヤタはウルトラマンに変身、ガボラのエリマキをちぎったり、物理で殴って沈めました。
今回もスペシウム光線は無し。(放射能を食べる怪獣だから、スペシウム光線で大爆発させるのはまずかったという事かも)

ヘリと一緒に墜落したのに生きているハヤタに「大丈夫なの??」と声をかける少年たちに、ハヤタはグッ!とポーズを決めて「スゲー!」と精神的尊敬を集め、乗ってたヘリが爆発したのに生きていた事についてはうやむやにしてEND。

この回の怪獣であるガボラ、口から怪光線を吐く時は赤いエリマキを広げるんですが、普段はエリマキを閉じているため、全く別の怪獣に見えます。
怪獣図鑑やネットの画像ではエリマキを広げた姿しか見られないので、とても新鮮でした。

10話「謎の恐竜基地」

11話「宇宙から来た暴れん坊」

15話「恐怖の宇宙線」

実相寺監督回です。

絵心の無い少年が描いた怪獣に謎の宇宙線が当たり、怪獣として実体化。
これがガヴァドンAです。
目が空洞になっているのが怖かったです。

「もっとかっこよくしようぜ!」と、絵心の無い少年の仲間たちが手伝って書き足したガヴァドンBはいかにも怪獣っぽいデザインで、ウルトラマンにとどめを刺されそうになりますが「殺さないで―」と懇願する少年少女の声にウルトラマンがほだされ、ガヴァドンBを宇宙へ運びます。

「毎年、七夕にはガヴァドンに会えるようにしてあげよう」と、ウルトラマンから少年少女へのメッセージが届き、満天の空にガヴァドン座が見えます。

そう、ガヴァドンは星になったのです。(?)

最後はふんわり着地して、実際どういう状態になったのかよく分かりませんが、こういうちょっとメルヘンな終わり方もたまにはいいですね。

22話「故郷は地球」

有名なジャミラの回であり、実相寺監督回です。

宇宙開発競争の時代、ロケットに乗せられたまま地球に帰還出来なかったある国のパイロットが、奇跡的に他の星に辿り着き、その星の過酷な環境で生きる内に怪獣のような姿に変わり、自分を見捨てた人類に復讐するために地球にやって来るという、救いの無い話です。

物語のシビアさが頂点に達する時、極端なライティングで登場人物の表情を見えなくし、あえて表情を見せない事で深い感情を表現する、という手法がとられており、これぞ実相寺監督回、という感じです。

ジャミラが各国代表が集まる会議場を襲おうとしたところを、ウルトラマンが立ちはだかります。

高温で過酷な星で生き延びたジャミラは火には強かったのですが水には弱く、ウルトラマンが手から発射する「ウルトラ水流」にのたうち回って苦しみ、無念の最期を遂げました。

ジャミラがただ憎しみの心以外を忘れた存在かというと、そうではなく、途中、村を破壊した場面でふと我に返り、罪の意識を感じる…というシーンもあり、それがラストの倒れ伏したジャミラの姿に哀切な感情を抱かせます。

39話「さらばウルトラマン」

最終回です。最強の怪獣ゼットンが登場し、こいつはウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線を跳ね返し、逆に反射したスペシウム光線を浴びたウルトラマンが倒れてしまいます。

今まで怪獣を倒してくれていたウルトラマンに頼る事はできません。
人間の力で新型のミサイルをゼットンに撃ち込み、倒します。

ウルトラマンは故郷のM78星雲からやって来たゾフィーが復活させ、これにて完でした。

この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
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