長野県飯田市 七久里神社の狛犬
その起源は古く、1376年に開かれました。
この年に後醍醐天皇の御子・宗良親王が本社の神前で「七十路の齢をたもつこれやこの七久里の社の恵なるらむ」という句を詠んでいます。
そんな由緒ある七久里神社。
狛犬も、古くてかわいい「はじめ狛犬」が置かれています。
はじめ狛犬とは江戸前期以前に作られた、素朴で愛らしい狛犬の事です。
この七久里神社の狛犬、長野県のはじめ狛犬として、狛犬ファンの間では有名です。
2019年の9月、社員旅行で長野に行った時に「ぜひともこの神社に!」とお願いして、寄ってもらいました。
いました。いわゆる普通の「狛犬」とは、かけ離れた姿をしています!
んが~っと大口を空けた阿像。
ワニかカエルか、そっち系の要素を感じさせます。
若くて個性の無い狛犬には負けんぞ~!と、元気いっぱいです。
思わず笑いそうになります!
フンガ~!!
ウォ~ッ!
男は(?)背中で語る。
右が吽像(口を閉じている)です。
一般的には右が阿、左が吽ですが、七久里神社の狛犬は逆になっていますね。
食いしばり続けて、数百年。
吽も背中で語る。
本殿。
邪鬼像も、いい味出してますね。
短足の木鼻。
境内の大木。
地元の山梨ではあまり見た事の無いタイプのコケが生えていました。