スタイリッシュさを犠牲にMacでCDを読み込めた話
手元のCDをMacで読み込みたい。
文章だとたったの一行ですが、それが実に困難な事だとは、自分で取り組むまで予想だにしていませんでした。
MacとCDの親和性、低すぎ…?
YouTubeやサブスクなど、インターネットを通じて音楽を聴く手段が豊富にある、この令和の時代。MacでCDが読み込めなくても、ほとんどの人には何の支障も無いかと思います。
というか、僕にも特に支障はありませんでした。
仕事柄、一日中PC(Windows)の前にいますし、そのPCにはCDも読み込めるBlu-rayドライブが内蔵されているので、全く問題無いのです。
そのドライブでCDを読み込めますし、PCにデータを落としてから、iPhoneに入れて聴く事もできます。
一方、妻のバク子はMacBookを使っており、彼女は普段、iPodで音楽を楽しんでいます。
そして最近、購入したCDをMacBookのミュージックアプリに読み込んで、そこからiPodに入れたい。
という事になったのですが、そこで今回の事案が発生する事になりました。
まず、MacBookにはCDが読み込める光学ドライブは内蔵されていません。
何か別の方法で読み込む必要があります。
そこで登場するのが、こちらのUSB 外付けポータブルDVDドライブです。
2010年にAmazonで購入したものです。
これを使えば、MacBookでCDを簡単に読み込める。
そんな風に考えていた時期が、僕にもありました。
引用:グラップラー刃牙
まず、こちらは元々分かっていた事でしたが、上のDVDドライブを直接MacBookに繋ぐ事はできません。
上のDVDドライブのケーブル端子はUSB2.0、MacBookの端子はUSB Type-Cで、端子の形が違うんですね。
そこで、このMac用の拡張アダプタを使います。
これのケーブルをUSB Type-Cの端子に挿して、そこにDVDドライブのUSBケーブルを挿せば、CDを読み込む事ができる…筈でした。
↑この構成ではCDは読み込めなかった…
しかし、僕の予想は裏切られました。
上の写真のように配線して、DVDドライブにCDを入れてみたのですが、一瞬「ウィン…」と音はするものの、すぐに回転が止まってしまいます。
※ちなみに、このDVDドライブは、元々USB端子1つからの給電だと電気が足りないので、専用の二股USBケーブルを使用して使う仕様になっています。
最初は、しばらく使っていなかったので、壊れたのかな?と思いました。
しかし、DVDドライブをWindowsのPCに繋いだところ、そちらでは起動する事ができました。
なので故障ではないんですが、なんでMacだとダメなんだ??という事は、しばらく分かりませんでした。
あれこれ試している内に「もしや?」と思う事がありました。
「電気不足か…?」
DVDドライブを起動する事ができたWindowsのPCでは、マシン本体についているUSB端子に、直接、二股のUSBを挿す事ができました。
一方、MacBookでは、USB Type-Cの端子に挿した拡張アダプタに、二股のUSBを挿していましたが、それでは結局、とれる電気の量がUSB Type-Cの端子ひとつ分しか得られず、足りないのではないか?
と考えました。
「OK、理解した。 じゃあ二倍にしてみよう!」
拡張アダプタ1個から得られる電気の量では足りないのであれば、それを二倍にすれば良いのではないかと考えました。
たまたま、予備の拡張アダプタがあったので、MacBookのUSB Type-C端子2つに、それぞれ拡張アダプタを挿して、DVDドライブの二股ケーブルを、それぞれの拡張アダプタに繋いでみました。
これで、MacBook本体から取れる電気の量は2倍になる筈です。
そうしてみたところ、ドライブ内で「ウィーン…」と継続してCDが回転する音が鳴り、見事、MacBookでCDを読み込む事ができました!!!
これでバク子も好きなだけMacにCDを読み込む事ができます。
見た目は劇的に野暮ったくなりましたが、故障だと思い込んで外付けDVDドライブを買い直したりしなくて良かったです!