楽しいムーミン一家 各話紹介
1990年~1991年にテレビ東京系列で放送されたアニメ「楽しいムーミン一家」。
小学生の頃にリアルタイムで見ており、最近DVDで見返しているんですが、ムーミンのあたたかくて居心地の良い世界観と、90年代アニメのドタバタで底抜けに楽しいテンションが融合しており、本当に楽しいアニメです。
タイトルに「楽しい」と入っているのは伊達ではありませんね。
全部78話あるエピソードそれぞれの印象を、見返したらそのつど、この記事に追加していこうと思います。
目次
1話 ムーミン谷の春
冬の間は冬眠しているムーミン一家が、春に目覚めます。冬の間も旅を続けていたスナフキンもやって来ます。
かぶると姿が変わる不思議な帽子をムーミンがかぶり、元の姿とは似ても似つかない不気味な姿になってしまいます。
他のみんなから「誰?」みたいな塩対応をされてしまうムーミンが不憫で「1話からこんなヘビーな展開なの!?」と驚きました。
2話 魔法の帽子
前回捨てた魔法の帽子を再度回収し、今度はミーが帽子に入れた毛糸が巨大なツタ植物になり、ムーミンの家を覆い尽くします。そこに、帽子の持ち主である飛行おにが現れて、ツタを消し去ってくれました。
見た目怖いんですが、意外といい人(おに)でした。人は見かけによりませんね。
飛行おには空飛ぶクロヒョウに乗っており、クロヒョウも喋ります。
3話 浜で見つけた難破船
この回は、大人がみんな、自信を失っています。ムーミンパパはスランプに陥って小説が書けず、フローレンの兄は空飛ぶ船を設計していましたが自分の設計に自信を無くし、ヘムレンさんは切手コレクションを完成させてしまったばかりに、目的を見失っていました。
そんな中、浜に打ち上げられていた船をみんなで修理している内にみんなにやる気が戻ってくるのでした。
4話 お化け島へようこそ
修理した難破船で海へ出ようと提案するムーミンママ。泳げないスニフは不安がってお留守番をする事に。
みんなで上陸した島にはニョロニョロの大群が住んでいました。
ヘムレンさんは森の奥で気圧計を見つけます。
天気は晴れなのに気圧計は雨を示しており、気圧計が壊れていると思ったヘムレンさんは、八つ当たりで気圧計のかかっていた避雷針を叩きます。
すると避雷針を神様のように崇めるニョロニョロたちが怒り、ヘムレンさんを包囲しました。
駆け付けたスナフキンの助言でニョロニョロを追い払う事に成功します。
実はその気圧計は少し先の天気を感知できる優れもので、その後雨が降ってきたのでした。
嵐の前に、ムーミンパパはヘムレンさんにロープで船と木を縛っておくよう頼みますが、ヘムレンさんは珍しい植物に夢中で任務を忘れてしまいます。
果たして船の運命は…。
一方その頃、避雷針に雷が落ち、集まったニョロニョロの群れは電気を帯びるのでした。
5話 ニョロニョロの秘密
ヘムレンさんのうっかりで流されかけた船ですが、スナフキンとムーミンがすんでのところでロープを結ぶ事に成功します。雨も上がり、テントでのんびりするムーミンたちですが、ヘムレンさんが持ち逃げしていた気圧計を取り返しにニョロニョロの大群がやってきます。
渋るヘムレンさんですが、ムーミンパパに説得され、気圧計を返す事になりました。
怖がるヘムレンさんの代わりにムーミンが気圧計を返しますが、電気を帯びたニョロニョロに触ったムーミン、フローレンは感電してしまいます。
フローレンの前髪はこげてしまい、フローレンは悲しみます。
その後ニョロニョロたちは草船に乗って新しい島へ旅立って行きました。
19話 ムーミン谷はジャングル
植えた魔法の種が発芽して、ムーミン谷はジャングルになりました。スティンキーが悪だくみをして、動物園の動物をそそのかして逃がし、そのジャングルに誘導します。
スティンキーにそそのかされたトラはムーミンを食べようとしますが撃退され、ムーミンに手なずけられました。
20話 ムーミン虎たちを救う
逃げた動物を捕まえるため、動物園の職員がやってきます。ムーミンをカバだと勘違いして捕まえようとします。
この回、リアルタイムで見た時もとても印象的で、よく憶えていました。
カバが喋ったりシルクハット被ったりするか!?
と思うんですが、このアニメに出て来る動物は普通に喋れたりするので、そこは難しいところですね。
ムーミンの家に隠れた動物たちを捕まえようと動物園の職員たちが殺気立ってやってきたところを、ムーミンパパが優雅にテラスで新聞を読みながら「やぁ!」と穏やかに話しかけるシーン、なんか好きです。
ミーが呼んできてくれたヘムル署長が「彼らはカバじゃなくてムーミンだ!君らがやろうとしているのは誘拐だ。立ち去らないと北極送りにするぞ!」と言って、動物園の職員を撃退してくれました。
ムーミン谷で楽しく暮らしていた動物たちですが、冬が来て、ジャングルの木が枯れてしまい、暖房のある動物園に戻る事に。
その際にやっぱりカバと間違われたムーミン一家は檻に閉じ込められてしまうのですが、スナフキンたちがムーミンはカバではないと証明してくれたおかげで無事解放され、自由の素晴らしさを謳歌するのでした。