映画「ロックス・イン・マイ・ポケッツ」
※ネタバレあり
精神病を発症しやすい家系に生まれたラトビア人の女性監督シグネ・バウマネが、親族である4人の女性と自分自身の人生を描くアニメーション映画。
絵柄は普段、自分が見慣れている日本のアニメとはかけ離れていて、極端な強調表現が多様されるんだけど、その分、表現したい事がダイレクトに伝わってくる。
登場する女性はほとんど悲惨な最期を遂げてしまっていて、監督自身も長い闘病を経験しているんだけど、監督だけはぎりぎりのところで社会と折り合いをつけて、社会の一員として生きていて。
その前向きなエネルギーに元気を与えてもらえた。
精神病の発症に関しては、なりやすい人もなりにくい人もいるだろうし、それに遺伝が関わってるのは確かだと思うけど、負荷がかかれば人間誰でも、どこかしら不調をきたすと思うし、それが精神に来たり肉体に来たり、精神に来るにしても症状がまちまちだったりするんだろうなと思っています。
映画「ロックス・イン・マイ・ポケッツ」日本語版