「ぼくらの」を読んで

大分前に完結した漫画だけど、急に読みたくなって全巻一気読み。
掲載誌のIKKIも既に無くなってしまいました。
結構好きな漫画が載ってたんだけど。

よくまあ、ここまで絶望的な展開が思いつくな~と感心しながら読みました。
登場人物の一人一人が、本当にきついシチュエーションに巻き込まれてズタボロになっていくのを執拗に描いていく様子は、まるで作者の「ひどい展開大喜利」をひたすら鑑賞しているよう。

でも、作中でカナちゃんのお父さんが言っていたように、死と向き合う事は、生と向き合う事でもあるのですね。
死を運命づけられた少年少女が自分自身、家族、根源的なものと向き合う姿が説得力を持って描かれていたから、そこに引き込まれて、読み通してしまいました。

また、この作品世界では、日本とアメリカは袂を分けているようで「那覇奪還作戦」など、日本人のアメリカコンプレックスをくすぐるような魅力的なワードが随所に出てきて。
うまいな~と思いました。