日本にいるアフリカゾウのオス
体長は最大7.5メートル、体重は最大10トンにもなります。
日本の動物園でも数十頭のアフリカゾウが暮らしていますが、その多くはメスで、2024年4月現在、日本国内で飼育されているアフリカゾウ(サバンナゾウ)のオスは、わずか3頭しかいません。
また、近縁種であるマルミミゾウのオスは、日本国内でわずか1頭しか飼育されていません。
原産地でも数を減らしている上に繁殖が難しいアフリカゾウは、いずれ日本の動物園では見られなくなってしまうとも言われています。
アフリカゾウはその巨大な姿、どっしりとした存在感が大好きな動物で、特にオスは体格もがっしりとして迫力があるのですが、思えばこれまでじっくり見る機会がありませんでした。
見られなくなる前に、彼らと向き合ってみたい。
そう思うようになりました。
まずは知る事から始めようと思い、このまとめ記事を書く事にしました。
八木山動物公園のオスのアフリカゾウ・ベン
宮城県仙台市の八木山動物公園には「ベン」というオスのアフリカゾウが飼育されています。
1989年(推定)アフリカ生まれのベン。
今年で35歳になる立派なオスです。
オスのアフリカゾウは立派な牙が特徴ですが、ベンは片方の牙が折れてそのままになっています。
安佐動物公園のオスのアフリカゾウ・タカ
広島県広島市の安佐動物公園には、オスのアフリカゾウのタカが飼育されています。
タカは姫路セントラルパークで1991年5月29日に誕生した日本生まれのアフリカゾウで、今年で33歳になります。
多摩動物公園のオスのアフリカゾウ・砥夢(トム)
東京都の多摩動物公園には、オスのアフリカゾウの砥夢(トム)が飼育されています。
砥夢はとべ動物園で2009年3月17日に誕生した日本生まれのアフリカゾウで、現在15歳です。
安佐動物公園のオスのマルミミゾウ・ダイ
安佐動物公園には、アフリカゾウのタカの他にも、マルミミゾウのオスのダイが飼育されています。
マルミミゾウは、アフリカゾウ(サバンナゾウ)の近縁種で、サバンナゾウが名前通り開けたサバンナに住んでいるのに対し、森林に生息している小型のゾウです。
マルミミゾウは国内ではダイと、メスのメイの2頭のみが、安佐動物公園で飼育されています。