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コロナに疲れて観た映画

2020年10月24日

新型コロナの影響が収まる気配が無く、16日には緊急事態宣言の範囲が全都道府県に拡大した。

僕の住んでいる山梨県も、緊急事態宣言の範囲に含まれる前とは違う段階に入ったと感じている。
いくつかの行きつけの飲食店も、このタイミングで5月6日までの完全休業を決断した。


緊急事態宣言前から極力外出を控えるようにしていたので、僕や家族の生活に、そんなに変化はない。
ただ、外出自粛を続けてきた中で、閉塞感やストレスが少しずつ積み重なってきているのを感じている。


ネットニュースをチェックする頻度が上がった。
東日本大震災や、それに続く原発事故が起きた時もそうだったけど、未知の危機に対する不安と、危機の正体を少しでも正確に把握したいという心の動きによるものだと自己分析している。


収束の見通しが立たない中、新型コロナウイルスがインフルエンザのように季節性になると予測している研究者もいる。
今回の騒動が収束したとしても、抗体の効かない「新型」コロナウイルスが定期的に再来する可能性がある、という予測だ。

このウイルスとの戦いに、完全な収束は無いのかもしれない。


映画や小説、またはアメリカ製ボードゲームの題材としてお馴染みだった「パンデミック」という言葉を、実感を持って使う日が来るとは思わなかった。
ビル・ゲイツを初め、世界を代表する知性がその危険性について警鐘を鳴らしてくれていたのだけど。



今回の事があって、世界トップの知性が語る言葉には、真剣に耳を傾けた方がいいんだなと思うようになった。
少し脱線するけど、ビル・ゲイツや宇宙物理学者のホーキング博士は、AIの危険性についても警鐘を鳴らしていた。
ホーキング博士は「AIが自分の意思を持ち、人間と対立する」可能性を説いていた。

コロナ騒動以前には「頭の良すぎる人は心配性だな~」と、のんきに考えていたものだが、今は「パンデミックも起こったし、これも現実化してもおかしくないな」と思っている。

※ここからは妄想

例えば、世界中に張り巡らされたインターネットのネットワークが、人間の脳内のニューロンネットワークのように情報を伝達する中で、一つの巨大な知的生命体(「惑星ソラリス」の海みたいな)としての意識が生まれ、自己の生存本能に基づいて、人間を自分の支配下に置くべく行動を起こす。
世界中の人が持つスマートフォンや、インターネットに接続した電子機器を操って電波や高周波で人間の脳に干渉し、意のままに操る。とか。

上の妄想が現実化しない事を祈ってますが…。


脱線したけど、コロナ自粛で外出が出来ないので、映画を観て想像の世界に羽ばたいて、一時でも現実を忘れたかったと言う話です。


ハッピー・デス・デイ

ある1日を延々と繰り返す、いわゆるループもの。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」以降、アメリカ映画でも増えているのかな?

ハッピー・デス・デイ 2U

「ハッピー・デス・デイ」の続編。
ホラー要素の強かった前作と打って変わって、実はこの映画、SFだったんだと驚かされる超展開。
前作もそうだけど、下世話な感じでいて、人間ドラマとして押さえる所はしっかり押さえていて、安心して見られました。
前作とセットで観て欲しい!


家へ帰ろう

アルゼンチンの仕立屋、アブラハムおじいちゃんは子供たちの醜い遺産相続争いに嫌気がさして、老人ホームに入れられそうになるところを国外逃亡。
ホロコーストから命を救ってくれた親友に会うために、単身ポーランドへ向かいます。

道中、出会う色んな人の善意に助けられながら、進んだ先には…。

忌まわしい記憶を呼び起こされるドイツには絶対足を踏み入れたくない!と主張するアブラハムと、それを助けるドイツ人女性のやり取りが白眉です。
ユーモラスだけど刺してくる。

映画的に凝った構成や展開は少ない、一本道の映画だけど、アブラハムのキャラクター(チョイ悪で素直じゃなく皮肉屋、だけど優しさもある。底知れない辛さも抱えている)や、彼を助けてくれる人たちの感情の機微が丁寧に描かれた良作です。

amazonのプライムビデオで観ました。


この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
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