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村上春樹「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」

2020年10月28日

自分は根っからのビール党で酒と言えばビール、特にプレモルとヤッホーブルーイングの製造する各種製品(よなよなエール、東京ブラックなど)を愛好している。

自分の中でウイスキーというのは「臭い酒」という評価になっていて、普段全く飲む事がない。

ただ、この本で豊かなイメージでもって語られるアイラ島のシングルモルト、アイリッシュウイスキーについての文章を読むと、あっけなく「アイラ島に行ってシングルモルト飲みた~い」となってしまう。

ウイスキーというのは単なる嗜好品の範疇を超えて、造る人や飲む人それぞれが、そこに哲学や思想を持ちうる存在なのだなと思わせる書。

100ページちょいの本で、更に半分近いページが写真なので文章量は少なく、さくっと読むのにちょうどよかった。


この記事を書いた人
せみやま せみやま
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