やっと会えたミコアイサ!(千代田湖:山梨県甲府市)
皆さんこんにちは。日本野鳥の会・会員のせみやまです。
ここ最近は、あまりの寒さに外出する機会が減り、主に近場で探鳥をするくらいで「それでも野鳥の会の会員か!」と、心の中の柳生博 名誉会長に叱咤される日々でした。
そんな中、とあるニュースがきっかけで、甲府市の北に水をたたえる人造湖「千代田湖」に、ある鳥を見に足を伸ばしてきました。
そのきっかけとなったニュースはこちらです。
山梨のニュース | UTYテレビ山梨
山梨県内の最新のニュース、地域の情報を配信しているUTYテレビ山梨のサイトです。
http://www.uty.co.jp/news/20220203/11242/
ミコアイサ、通称「パンダガモ」。
カモ目カモ科アイサ属の鳥で、繁殖期のオスの白黒クッキリした羽色から「パンダガモ」の別名で呼ばれています。
「ミコ」の名は、羽色を巫女装束に見立てた事が由来になっています。
このミコアイサ、ちょうど2年前にも猛烈に見たくなり、ネットで情報を集めたところ、山梨県の山中湖で撮影記録があるという事が分かり、山中湖に遠征をして探鳥を行いました。
ただ、その時には見る事ができず、それ以前もそれ以降も、実際のミコアイサを目にする機会には恵まれていませんでした。
それが今回は確実に「今」そこにいるという情報が得られた訳で、これはとにかく行ってみよう!という事で、妻のバク子と千代田湖に向かいました。
着いて数秒で遭遇! 山中湖遠征はなんだったのか???
車で千代田湖に着くと、車窓から湖面に浮かぶ水鳥の姿が確認できました。まず目に入ってきたのは、オオバン。水鳥の中でも全国的に数が多く、よく見られる種です。
そして、白いカモ。
白いカモ?
白いカモって、そんなに多くの種がいる訳じゃないんだけど…。
まさか? と思ったんですが、特徴的な冠羽に白黒の模様… 数十メートル離れていてもハッキリ視認できるほど特徴的なその姿。
間違いなくミコアイサでした。
「千代田湖に来ている」と言っても、目立たないところに隠れて会えない可能性も考えていましたし、探索には時間がかかると思っていたんですが…
実にあっけなく会えてしまいました!
山中湖では、さんざん歩き回ったあげく会えずに終わったんですが…
でも、探鳥ではこういう事、あるあるなんですよね…。
探しても会えない時は会えないし、「えっ、今!?」という謎のタイミングで、長年探して会えなかった珍鳥に遭遇する事もあって、その意外性が探鳥の面白いところだと思っています。
こちらはミコアイサのメス。オスよりも地味な羽色ですが、顔周りの模様は特徴的ですね。
ミコアイサのオスたち。
観察したミコアイサの羽数は、オスメス合わせて10羽に満たない程でした。
白黒クッキリして、見栄えがする鳥でした。
僕とバク子以外にも、ミコアイサを見に来た人がちらほらといました。
多くの人が詰めかける、という程ではなかったですね。
ミコアイサ以外の鳥
ミコアイサと同じ潜水ガモのキンクロハジロ(オス)も見られました。
千代田湖では冬季によく見られるカモです。
まとめ
2年越しで見たかったミコアイサに(しかも速攻で)会えて、とてもラッキーな日でした!千代田湖に向かう前に、金運等のご利益があるという金櫻神社に参詣していたんですが、そのおかげかな?
なんて思ったりもしました!
一年前の金櫻神社への初詣についてはこちら↓