遊亀公園附属動物園のレッサーパンダ クゥとホクト、安らかに
僕の地元で唯一の動物園「遊亀公園附属動物園」はレッサーパンダの飼育に力を入れている動物園で、入り口の看板にもレッサーパンダのキャラクターが描かれています。
その遊亀公園の動物園から、レッサーパンダがいなくなってしまいました。
メスのクゥとオスのホクトのペアが飼育されていたのですが、今年になって、クゥとホクトの両方が、立て続けに死んでしまったのです。
2021年2月20日 クゥ死去
2009年に静岡の日本平動物園からやってきたメスのクゥ。
2月20日、腸閉塞により死亡した事が、遊亀公園附属動物園のサイトとFacebook上で伝えられました。
レッサーパンダの飼育下の寿命は約15年で、12歳のクゥは、高齢と言っていい年齢だったと思います。
よく、お昼寝をしていたクゥの姿が思い出されます。
2021年4月2日 ホクト死去
クゥの死去から2か月も経たない4月2日の今日、ホクトが誤嚥性肺炎により死亡した事が、サイトとSNS上で伝えられました。
6歳のオスのホクト。飼育下の寿命の半分にも満たない、早すぎる死でした。
2018年に札幌市の円山動物園から来園したホクト。
2016年、オスのレンが死去して以降、ひとりぼっちだったクゥの元にやって来たのが、ホクトでした。
クゥとペアでの繁殖を目指していましたが、ホクトの死去により、遊亀公園附属動物園の顔だったレッサーパンダが、一匹もいなくなってしまいました。
ホクトは今年に入り採食量が減っており、口の中の痛みの症状が出ていたため、グラグラした歯を抜歯するなどの治療中であることが、遊亀公園附属動物園のSNSで伝えられていました。
3月25日の動物園のSNSには、札幌市円山動物園のレッサーパンダ担当者の方からスムージーのレシピを教わり、ホクトに作ってあげたという投稿があり、クゥの後に残されたホクトを一生懸命いたわってくれている、遊亀公園附属動物園のスタッフの方の気持ちが伝わってきました。
その矢先の事だったので、身近でお世話をしていたスタッフの方々は本当にショックだったと思います。
遊亀公園附属動物園のスタッフの皆さん、クゥとホクトのお世話を一生懸命していただいて、クゥとホクトの思い出をくれて、本当にありがとうございました。
遊亀公園附属動物園のレッサーパンダたち
1985年、甲府市の友好都市である中国四川省・成都市からレッサーパンダ2匹が贈られた事をきっかけに、遊亀公園附属動物園ではレッサーパンダが代々、飼育されてきました。遊亀公園附属動物園を訪れた際に撮影していた写真を載せておきます。
2015年撮影
2015年は、メスのクゥとオスのレンがいたので、写真はその二匹が混在しています。2016年撮影 クゥ
2016年10月に撮影した写真です。2016年の5月14日にレンが死去したため、この時の遊亀公園附属動物園には、レッサーパンダはクゥしかいませんでした。
お昼寝をしているクゥ。こうしている姿を、よく見かけました。
2020年撮影
この頃は、クゥとホクトがいた時期です。2020年の9月に撮影しました。