戦国自衛隊1549 信長になった鹿賀丈史
※ネタバレを含むので、一切ネタバレ無しに「戦国自衛隊1549」を観たい方はご注意ください。
戦国自衛隊1549 信長になった鹿賀丈史
昨日観た「木村家の人びと」に引き続き鹿賀丈史の登場する映画が観たくなり、いくつか候補がある中で「戦国自衛隊1549」という映画が、古畑任三郎を観るために有料会員登録しているFOD(フジテレビオンデマンド)で視聴可能という事が分かりました。しかも、鹿賀丈史率いる陸上自衛隊の精鋭部隊が戦国時代にタイムスリップしてしまい、戦国時代で織田信長に成り代わった鹿賀丈史が歴史改変を企てるというぶっ飛んだ内容という事で、見ない訳にはいくまい!
という感じでした。
こちらが、戦国時代に飛ばされた直後の鹿賀丈史演じる的場一佐です。
そしてこちらが、近代兵器の圧倒的な攻撃力を武器に信長に成り代わる事に成功した鹿賀丈史です。
自衛隊で極秘裏に行われた実験の暴走により戦国時代に飛ばされてしまった的場一佐(鹿賀丈史)は、力こそパワーの弱肉強食の世界で生き抜くために自衛官である事をやめ、死に物狂いで生きる内に若き信長を倒し、自らが信長として強大な勢力を築いていました。
しかしその結果、歴史が歪められ、現在の世界が時空の歪みに飲み込まれようとしていたのです。
戦国時代で生き残った的場一佐(鹿賀丈史)が歴史に介入している事を察知した現代の自衛隊は、表向きは的場隊の救出のため、実際は的場隊の殲滅を狙い、二度目のタイムスリップを行おうとしていました。
そこでオブザーバーとして選ばれたのが、江口洋介演じる元自衛官の鹿島。
鹿島はかつて的場一佐の率いる特殊部隊のナンバーツーでしたが、部隊の解散と共に除隊して居酒屋を営んでいました。
その能力を買われ、的場隊の救出のために戦国時代へタイムスリップする事になります。
江口洋介と言えば、古畑任三郎第3シリーズ最終回の犯人役としても、非常に印象深い存在感を放っていました。
戦国時代で、信長に成り代わった的場一佐に辿り着いた鹿島一行に向けて、的場は「この時代から日本をやり直す。強い国にする」と息巻きます。
現代から持ち込んだ新型電池MHDのエネルギーを利用して富士山を大噴火させ、更地になった関東平野に新たな日本を作るのだ!!と言うのです。
歴史改変するだけなら、関東を更地にする必要無くない??
と思ってしまうんですが。
でも、圧倒的カタストロフの存在をちらつかせて、それを阻止すべく主人公たちを動かすというのはエンタメの基本要素なので、まあ、そういう事だと思います。
思考回路はよく分かりませんが、信長となった鹿賀丈史の堂々たる動きや表情は、やはりいいなぁと見入ってしまいます。
伊武雅刀演じる斎藤道三が信長(鹿賀丈史)に拳銃を構えているが、鹿賀丈史も背中に回した手で拳銃をつかみ反撃を狙う…というシーン。
この後、斎藤道三は信長に撃たれますが…。
自衛隊から借りていた防弾チョッキのおかげで撃たれても平気~!
「また命拾いしたわぁ~!」と気焔を吐きます。
戦国自衛隊1549 まとめ
信長の大量破壊の動機付けが甘いとか、かなり強引なところもあるとは思いましたが、エンタメ作品として楽しむ事ができました。江口洋介が日本刀を片手に鹿賀丈史と立ち回るクライマックスも絵面的に面白かったです!