ルーズ・ザ・ウェイという曲(大槻ケンヂ/特撮)
大槻ケンヂが率いるバンド「特撮」に「ルーズ・ザ・ウェイ」という曲があるんですが、この曲が本当に好きで、特によく聴いています。
妻のバク子にも「この曲めっちゃ好きなんだよ!」と何度か聴いてもらったり、作業中にかけていたら、最近「大槻ケンヂも言ってたもんね。傀儡になるなって…」と、歌詞に絡めた話をふってくれるようになりました。
歌詞がすごく刺さった!との事で、嬉しくなったんですが、その言葉に続いて「曲はあんまりピンとこないんだけどね!」と言われ、曲は刺さってないんか~い!と衝撃を受けました。
僕は逆に曲調が好きで、歌詞の意味はよく分からないところもあるので、あまり深く考えていませんでした。
同じ曲が好きなのに、刺さっている所が全然違ったんですね。
ルーズ・ザ・ウェイの歌詞が読めるリンクです↓
大好きな曲なので、この機会に、自分なりに歌詞の意味を考えてみようと思いました。
タイトルである「ルーズ・ザ・ウェイ」は迷子。という意味ですね。
改めて歌詞を読んでみると、人生において次々に遭遇する困難や惑わせるもの、自分の不確かさに翻弄されながらも、自分の道を見失わないようにしていこう。
そんな感じを受けます。
天秤とか、抽象的な表現がありますが、これはバク子とも意見を交わしてみたんですが、色んな価値を秤にかけて、自分にとって納得できる道を選び取ろう。
そんなイメージかなと思います。
キラーチューンのような、けれん味や派手さはない、非常に落ち着いた曲なんですが、その分、歌詞に込められた想いが沁みるように感じます。
感覚を研ぎ澄ませて、自分の道を歩んで行こう。
オーケンの歌声が、そんな切実な祈りのように聴こえてくるんです。
アルバム「オムライザー」には原曲ver、「5年後の世界」には2011年verが収録されています。