太陽の塔の内部を見学してきました!
太陽の塔とは
太陽の塔は、芸術家・岡村太郎の代表作であり、1970年の万博のシンボルとして製作されました。
万博終了後も、万博記念公園に残され、現在もその圧倒的な存在感から、多くの人の心を惹きつけています。
太陽の塔の内部見学
太陽の塔の内部は吹き抜けになっており、その中心には「生命の樹」と呼ばれる巨大なオブジェが設置されています。
下層には原始的な生物が、上層に上っていくに従って両生類、爬虫類、哺乳類、類人猿、人類と、複雑な構造の生物のオブジェが現れてくる、という趣向になっています。
万博の開催中はパビリオンの一つとして、内部に入る事ができたのですが、長らく非公開とされていました。
現行の耐震基準を満たしていないため、再公開が見送られていたのですが、2016年から耐震工事を着工、2018年に一般公開され、内部に入る事が出来るようになりました。
内部は1階のみ自由に撮影可能で、落下防止用のスマホケースを500円でレンタルする事で、全ての階で撮影が可能になります。
今回、事前に予約をして入塔したのですが、当日券を買って入塔する事もできます。
こちらは、万博開催時、地下に展示されていた「地底の太陽」のレプリカです。
実物は万博の開催後、行方不明になってしまったそうで、内部の再公開に合わせて復元されました。
下層部。クラゲなど原始的な生き物の姿があります。
少し上に上りました。
絶滅した巨大な両生類、マストドンサウルスがいます。
最大全長6mにもなるマストドンサウルスは、三畳紀の陸地における最大級の生き物でした。
やけに上唇がめくれた恐竜がいるなあ…と思ったら「トラコドン」でした。
植物食性の恐竜で、この大きな口で植物をかき取るように食べていたと考えられています。
マンモスがいました!
マンモスは、僕が配信しているポッドキャスト「セミラジオ」のマスコットにもなっており、特に愛着を持っている動物です。
ゴリラがいました。頭部が破損しているのは残念ですが、結果、別の種類の迫力が出ていますね。
これは、太陽の塔の一部です。
何だか分かりますか??
実はこれ、内部から見た、太陽の塔の「腕」なんです。
右腕、左腕ともにライトアップされ、幻想的な雰囲気を感じられる場所になっています。
内部見学を終え、下層に戻る通路に、岡本太郎の「芸術は呪術である」という言葉が掲示されていました。
太陽の塔 内部見学まとめ
かなり前の事になりますが、万博記念公園まで来て、太陽の塔の外観を見た事がありました。想像よりとても大きく、圧倒されたのをよく覚えています。
その時は内部の一般公開はされておらず、外観を見るだけだったのですが、今回内部に入ってみて「こんな極彩色のエネルギーに満ちた世界を、内部に隠し持っていたのか…」と、改めて驚かされました。
「芸術は呪術である」という岡本太郎の言葉を体現した太陽の塔。
日本におけるイマジネーションのひとつの極致のような、圧倒的な構造物だと感じます。
こういう場所が日本にあって、行こうと思えば行ける。
という事自体を、とても嬉しく思います。
太陽の塔、改めておすすめです!!