井富溜池で自然観察(クスベニカミキリ・オオヨツスジハナカミキリ)

自然に触れたい!という気持ちが高まり、4年ぶりに北杜市大泉町にある井富溜池を訪れました。
前回は、コエゾゼミの鳴き声が凄まじく、非常に印象的でした。
今回、コエゾゼミの声は確認できませんでした。
前回は8月上旬、今回は7月上旬という事で、1か月ほど時期がズレているのが理由かもしれません。
井富溜池の周辺

前回の探訪時にも遭遇した鮮やかなトンボ「ショウジョウトンボ」。
今回も会えました。

ベニシジミ。

小さなカミキリムシが、花に飛んできました。
こちらは、クスベニカミキリです。
今回、初めて見た種類で、とても美しかったです。

カイツブリが、巣で休んでいました。
井富溜池~飛沢溜池
井富溜池から、徒歩20分ほど先にある飛沢溜池に向かって歩いてみました。
倒れたマツが、電線に覆いかぶさっていました。
市街地だと、すぐに対処されると思いますが、おそらく停電などの影響は無いという事で、放置されているのではないかと思います。
そういういい加減さって、個人的には嫌いじゃありません。

日本では冬鳥の筈のジョウビタキがいました。
あれ、夏なのに!?と思ったんですが、近年は長野~山梨の八ヶ岳エリアで、夏に繁殖をするジョウビタキが増えているんだそうです。

バッタの一種です。
ツマグロイナゴに似てますが、よく分かりませんでした。

この切り株に、なにか動くものを見つけました。

初めて見るカミキリムシで、オオヨツスジハナカミキリという種類でした。
この個体はメスのようで、切り株に産卵管を突きさし、卵を産み付けていました。
思いがけず命の循環を感じる場面に出くわし、胸が熱くなるのを感じました。

路上で、オオヒラタシデムシがミミズを食べていました。

飛沢溜池に辿り着き、散策していると、なんと…ホタルが!
テンションが上がり、必死になって撮影しました。
ただ、後で調べてみたところ、このホタルは「オバボタル」という種類で、幼虫の時は光るんですが、成虫になるとほとんど光らないホタルなんだそうです…。


飛沢溜池から続く遊歩道を歩いてみると、最近上陸したと思われる小さなアマガエルが、たくさんいました!
ひっそりと、この森の奥で、命を繋いでいたアマガエルたち…。
一匹ずつ、人間と同じように背骨があって、血液が流れて、心臓が鼓動している…
それってすごい事だな…と思いました。

こちらも、初めて見る昆虫…ガの一種で「モモブトスカシバ」です。
とても不思議な見た目のガですね…。
お食事 多幸のカツカレー
色んな生き物に出会えた井富溜池を後にして、お昼を北杜市長坂町の「お食事 多幸」で取る事にしました。

カツカレー。
器が横長なのが特徴的ですね!
懐かしい感じの、食べていて安心するカツカレーでした。
スコヤコーヒー周辺
帰り道、北杜市高根町にある「スコヤコーヒー」でコーヒーを一杯と、クッキーをテイクアウトしました。その周辺に林があったので、車を停めて少し散策しました。

ハラビロトンボのメスがいました!

ちょっと独特なデザインの像がありました。

見ざる、言わざる、聞かざる。

ミヤマアカネがいました。
体色が黄色いのは、未成熟なオス、もしくはメスですね。
まとめ
今回、初めて見る生き物も多く、とても充実した自然観察ができました。また8月にでも、コエゾゼミの爆音を聞くために、訪れてみようと思います。