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井富溜池で自然観察(クスベニカミキリ・オオヨツスジハナカミキリ)

2025年7月15日

井富溜池

自然に触れたい!という気持ちが高まり、4年ぶりに北杜市大泉町にある井富溜池を訪れました。


前回は、コエゾゼミの鳴き声が凄まじく、非常に印象的でした。
今回、コエゾゼミの声は確認できませんでした。

前回は8月上旬、今回は7月上旬という事で、1か月ほど時期がズレているのが理由かもしれません。

井富溜池の周辺

ショウジョウトンボ オス
前回の探訪時にも遭遇した鮮やかなトンボ「ショウジョウトンボ」。
今回も会えました。


ベニシジミ
ベニシジミ。


クスベニカミキリ
小さなカミキリムシが、花に飛んできました。
こちらは、クスベニカミキリです。
今回、初めて見た種類で、とても美しかったです。


カイツブリ
カイツブリが、巣で休んでいました。


井富溜池~飛沢溜池

井富溜池から、徒歩20分ほど先にある飛沢溜池に向かって歩いてみました。

井富溜池 マツ
倒れたマツが、電線に覆いかぶさっていました。
市街地だと、すぐに対処されると思いますが、おそらく停電などの影響は無いという事で、放置されているのではないかと思います。
そういういい加減さって、個人的には嫌いじゃありません。


ジョウビタキ 夏
日本では冬鳥の筈のジョウビタキがいました。

あれ、夏なのに!?と思ったんですが、近年は長野~山梨の八ヶ岳エリアで、夏に繁殖をするジョウビタキが増えているんだそうです。




バッタ
バッタの一種です。
ツマグロイナゴに似てますが、よく分かりませんでした。


切り株
この切り株に、なにか動くものを見つけました。


オヨツスジハナカミキリ
初めて見るカミキリムシで、オオヨツスジハナカミキリという種類でした。
この個体はメスのようで、切り株に産卵管を突きさし、卵を産み付けていました。

思いがけず命の循環を感じる場面に出くわし、胸が熱くなるのを感じました。



オオヒラタシデムシ
路上で、オオヒラタシデムシがミミズを食べていました。


オバボタル
飛沢溜池に辿り着き、散策していると、なんと…ホタルが!

テンションが上がり、必死になって撮影しました。

ただ、後で調べてみたところ、このホタルは「オバボタル」という種類で、幼虫の時は光るんですが、成虫になるとほとんど光らないホタルなんだそうです…。


飛沢溜池 遊歩道 アマガエル
飛沢溜池から続く遊歩道を歩いてみると、最近上陸したと思われる小さなアマガエルが、たくさんいました!


ひっそりと、この森の奥で、命を繋いでいたアマガエルたち…。

一匹ずつ、人間と同じように背骨があって、血液が流れて、心臓が鼓動している…

それってすごい事だな…と思いました。


モモブトスカシバ
こちらも、初めて見る昆虫…ガの一種で「モモブトスカシバ」です。
とても不思議な見た目のガですね…。


お食事 多幸のカツカレー

色んな生き物に出会えた井富溜池を後にして、お昼を北杜市長坂町の「お食事 多幸」で取る事にしました。

お食事 多幸
お食事 多幸 カツカレー
カツカレー。
器が横長なのが特徴的ですね!
懐かしい感じの、食べていて安心するカツカレーでした。

スコヤコーヒー周辺

帰り道、北杜市高根町にある「スコヤコーヒー」でコーヒーを一杯と、クッキーをテイクアウトしました。

その周辺に林があったので、車を停めて少し散策しました。

ハラビロトンボ
ハラビロトンボのメスがいました!


独特なデザインの像
ちょっと独特なデザインの像がありました。

見ざる 言わざる 聞かざる
見ざる、言わざる、聞かざる。


ミヤマアカネ
ミヤマアカネがいました。
体色が黄色いのは、未成熟なオス、もしくはメスですね。


まとめ

今回、初めて見る生き物も多く、とても充実した自然観察ができました。

また8月にでも、コエゾゼミの爆音を聞くために、訪れてみようと思います。
この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
身近な自然を楽しみながら暮らしています。

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