ドーナツカメラ モノクロモードの魅力
自分はドーナツカメラというデジカメのモノクロモードを愛好している。
このカメラ、見た目はドーナツそのものでトイデジ(スペックの低さから生まれる独特の写真を楽しむカメラ)に分類される。
2020年現在、製造中止しており、購入出来るサイトを見つける事は出来なかった。
数年前に一部の愛好家の間でトイカメラ、トイデジの静かなブームが起こり、現在はそれも沈静化している。
自分も色々なトイカメラを購入したが、今はドーナツカメラ以外はほとんど処分してしまった。
このカメラだけが手元に残った理由は、第一に写る写真が好みだったというのもあるが、操作のとっつきやすさが大きいのかも知れない。
主要なボタンは撮影ボタンと撮影モードの切り替えボタンの2つだけ。
切り替えボタンは電源ボタンを兼ねており、非常にシンプルな構造になっている。
後はフリーズ時に利用する極小のリセットボタンがあるだけ。
久しぶりに触っても「このカメラ、どうやって使うんだっけ?」と迷う事がない。
液晶画面も無いから、構図を決める時も大体でいい。
撮りたいものに向けてシャッターを押すだけである。
考える事が少なく、軽くて外に持ち出しやすい。
旅行などに行く時も、メインのカメラ+ドーナツカメラという構成が苦にならない。
ただ、野外で虚空に向けてドーナツを構えている人物が周囲にどう映っているか、という問題はあるが。
そこに目をつぶる事が出来て、雰囲気のある写真を手軽に撮りたい人にはおすすめである。
ボタンがドーナツと同化しているため、弾力があって押しにくいとか、よくフリーズするとか、使ってみると欠点は沢山あるけど、最終的には「まあしょうがないか…ドーナツだし」とあきらめながら使っていくのがオススメです。
このカメラ、モノクロで撮ると実に昭和的な、21世紀に撮ったとは思えない写真が撮れる。
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