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野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

2020年10月26日

年初に野辺山・清里に一泊二日の探鳥旅行に行った。

それまで野鳥撮影にはCanonのSX50HSを使っていたのだけど、EVFが46万画素とほぼ使い物にならない事や、望遠端での画質が悪いなど不満があった。

色々調べたところ、FUJIFILMが2014年に発売した「FUJIFILM FinePix S1」が、SX50HSよりも高性能で、中古価格も手頃だったので、購入を決めた。

フジフイルム FinePix S1の良いところ

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

まず、レンズの性能がF2.8-5.6で、SX50HSのF3.4-6.5よりも明るい。

望遠端の画質も悪くない。

またボディが防塵・防滴で、野外や雨天でのタフな使用にも耐える。

EVFは92万画素で、クリアーとは思わないが、実用できるレベルだ。

富士フイルム FinePix S1のデメリット

こう書くといいところばかりのようだが、デメリットもある。

まず、その大きさ&重さ。
バッテリー含めて680gという重量は、595gのSX50HSよりも、かなり大きく、重量感がある。

EVFにアイセンサーが無いのも、使ってみると地味に残念なところ。

野鳥撮影コンデジ、Canon最新機種か富士フイルム FinePix S1か

SX50HSの後継機種のSX70HSは、236万画素で追従性も高いEVF+アイセンサー搭載なので、まだ50,000円代ではあるけど、これから買うならそちらの方がいいと思う。

ただ、SX70HSはレンズのF値はSX50HSの頃と変わらないし、富士フイルムの画作りが好きな人なら、価格も安いFinePix S1の中古を買ってみてもいいかも知れない。

野辺山・滝沢牧場

新年早々に、妻と共にFinePix S1を持ち、野辺山へ向かった。
野辺山では地域一帯で野鳥を観察する事が出来るが、滝沢牧場の周辺は有力なスポットの一つ。
ここからの写真は全てFUJIFILM FinePix S1で撮影している。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
新年を迎えてすぐの滝沢牧場は、雪が舞っていた。
真冬の野辺山の寒さは尋常でないと聞いていたので、十分に防寒対策はしておいたが、それでもかなり寒かった。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
シメがいた。かなり遠かったのでトリミング。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
カシラダカもいた。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
木のてっぺんにハシブトガラスがいた。
僕の住んでいる甲府の市街地ではハシボソガラスがほとんどで、ハシブトは滅多に見られない。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
遠くに、切り立った山々が見えた。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
体全体と顔のバランスが味わい深い牛の立て札。

野辺山・八ヶ岳ふれあい公園

気温があまりにも低すぎて鳥も活発でないためか、滝沢牧場ではあまり多くの鳥に会う事が出来なかった。

車を少し走らせ、八ヶ岳ふれあい公園に。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
公園内の大きな池。自転車で走った跡がついていたが、氷が急に割れたらと思うと相当怖い。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
公園内の雑木林に日本最小のキツツキ、コゲラがいた。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
シジュウカラ

萌木の村~ ROCKのカレー

1日目の探鳥を終え、清里・萌木の村へ移動。

ここには野鳥グッズ専門店の「バードハウス」という店がある。ハンディ図鑑を2冊買った。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
夜はライトアップされる萌木の村のメリーゴーランド。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
有名なROCKのカレー。

2016年に店舗が火災で焼失したが、その後再建された。
カレーはソーセージかベーコンをトッピングに選べる。ソーセージのダブル乗せも可能だったが、1本で十分ボリュームがあった。

窓辺で鳥が見られるゲストハウス カーリーヴィレッジ

旅の二日目は清里を中心に探鳥する予定だったので、宿は清里の「ゲストハウス カーリーヴィレッジ」にした。

窓辺に野鳥の餌台が設置されていて、シジュウカラやヤマガラを眺めながら朝食をとる事が出来るようになっている。
オーナーも気さくに話しかけてくれて、楽しいひと時を過ごす事が出来た。(ベニマシコの事をショッキングピンクの鳥!と言っていた)

八ヶ岳倶楽部へ

宿を出て、北杜市大泉の八ヶ岳倶楽部へ。
ここは日本野鳥の会の柳生博氏が立ち上げた自然の中のカフェ&ギャラリー。

柳生氏自身が主導して、野鳥が住みやすいように広葉樹を植え、枕木を敷き、長年にわたり作り上げてきた自然とふれあえる遊歩道がある。

大勢の人の努力と想いによって維持されている、本当に貴重な場所だと思う。

ここも敷地内に餌台が置かれ、カラ系を中心に多くの野鳥を近くで観察する事ができる。

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
シジュウカラ

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
逆さまに木にとまるゴジュウカラ

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
コガラ

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る

野辺山・清里の野鳥をFUJIFILM FinePix S1で撮る
アトリ

FUJIFILM S1 使ってみた感想

SX50HSに比べるとやっぱりかさばるなという印象はあるが、画質の良さは、さすが富士フイルム。

この旅行の後もしばらく併用していたが、「せっかく出かけて撮影するなら、少しでもいい画質で撮りたい」と思ってしまい、SX50HSを使う機会が激減。

結局SX50HSはメルカリで売却し、一眼レフやミラーレスの望遠レンズも持っていないため、野鳥撮影に関してはFUJIFILM S1が我が家で唯一無二のカメラとなった。

この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
身近な自然を楽しみながら暮らしています。

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