GRIII開封の儀と、ボタンの印刷ズレについて
ここ数年、富士フイルムの「X-T10」に神レンズ「XF35mmF1.4 R」を着けてメインカメラとしていたが、ちょっとした外出時や旅先などに持っていこうという時に、X-T10だと微妙にかさばるのが気になっていた。
富士フイルム X-T10
1kg近い一眼レフなどに比べればコンパクトと言えるのだけど、実際「かさばるから今日は置いていこう」という日は少なからずあった。
GRIIIを買うまでは、もっと小さくて写りがいいカメラを求め、家電量販店のカメラコーナーを物色する日々が続いていた。
カメラについて、かなり強いこだわりを持っているポイントがあって、それは「シャッターの半押し状態が、指先の感覚で明快に分かる」こと。
シャッターの半押し状態と、押し込んだ状態が指先の感覚ではっきり分かるカメラが好きだし、そうでないカメラは気持ちが悪いと思ってしまう。
その観点から見た時に、ソニーのRX100も、CanonのPowerShotシリーズも、半押ししてピントを合わせようと思うとシャッターが切れてしまったりして、物凄くストレスが溜まるカメラだと思ってしまった。
フォーカスした際の電子音をオンにしておけば分かりやすいのだけど、デジカメの電子音は消音する派なので、やはり指先の感触が重要になってくる。
GRIIIの前機種のGRIIは、シャッターの感触については問題無かったが、ちょっと幅広でいまいちスマートさに欠けるため、購入には至っていなかった。
GRIIIの登場
そんな中、2019年3月15日に発売したのがGRIII。全機種よりも大幅にコンパクトになった上に、起動速度などが超高速化。そしてGRシリーズとして初めてタッチパネルに対応し、任意の場所にフォーカスが決められる。
家電量販店のカメラコーナーで試用して、そのキビキビした動作、撮りやすさに惚れ込んでしまい、購入を決意した。
開封
渋いグレーの外箱。硬派なカメラだ。
GRIIまでは前面にオレンジの文字が使われている箇所があったが、白文字に統一。ロゴはグレー文字になり、より大人っぽい雰囲気になった。
印刷ズレの懸念
購入前のリサーチで、初回ロットは十字キーの文字がズレて印刷されている、という情報を得ていた。発売直後でもないし、わざわざ文字がズレたロットをつかまされるのも嫌だったので、なんとか二次生産以降のロットを入手したかった。
そこで、購入を決意した時点では在庫切れになっていたamazonで購入をする事にした。
一度品切れになってからしばらく欠品中という状況だったので、再入荷した商品は、二次生産以降のロットである可能性が高いと思われたからだ。
しかし入手して確認したところ、実際は以下のような仕様である事が分かった。
上の写真左が「十字ダイヤルを時計回りに回した時の状態」、写真右が「半時計回りに回した時の状態」。
十字ダイヤルを半時計回りにすると、写真右のように文字が傾いて見える。という事だった。
購入前はすごく気にしていた部分だったが、GRIIIで写真を撮る楽しさ、快適さ、撮れた写真の写りの良さなどで、今は全く気にしていない。
GRIIIのデメリット
色んなところで言われている事だが、バッテリーの持ちは非常に悪い。これは小型化とのバーターでいたしかたないので、割り切って使っていこうと思っている。
本体と同時に別売の充電器と予備バッテリーも購入したので、遠出しての撮影時は、それらを駆使して乗り切りたい。
いざという時はUSB経由でモバイルバッテリーからも給電できるのが心強いところだ。