乙女椿(オトメツバキ)が咲きました
今年も庭のオトメツバキが咲きました。
オトメツバキはツバキ科ツバキ属の常緑樹で、ユキツバキ系の品種として、江戸時代から栽培されており、1828年に完成した当時の植物図鑑「本草図譜」に記載があります。
ユキツバキは、日本の太平洋側に分布するヤブツバキが、東北・北陸の日本海側の多雪地帯の気候に適応したものと考えられています。
日本の多雪寒冷地に適応したユキツバキを、観賞用に品種改良したのがオトメツバキなんですね。
ユキツバキは雪の重みに耐えられるように進化しており、樹形は低く、枝は細くしなやかで雪によく耐え、冬季は雪に埋もれながら育ちます。
ユキツバキから派生したオトメツバキですが、雪が少ない地元山梨では、低木ですが伸び伸びと育っています。
このオトメツバキは、中古物件として購入した自宅に、元々植えてあったものです。
以前住んでいた方も、このオトメツバキを見ていたんだと思うと、改めてつながりを感じます。
家も花も受け継いだものなので、大事にしていかなきゃなぁ、と思います。