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元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」

元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」

うどんを愛するWebエンジニア、せみやまです。

今回は、元スナックの雰囲気を残した独特の存在感のある吉田のうどん屋「サファイ屋」をご紹介したいと思います。

吉田のうどんとは

山梨県の富士吉田市を中心に食べられている郷土料理で、麺は非常にコシがあり、お店によってはアゴの強化訓練をさせられているのかと思うほど、硬い麺が特徴です。
醤油か味噌、もしくは醤油+味噌をベースにしたスープ、代表的な具材には豚肉、野菜天ぷら、キャベツがあります。

ホテル鐘山苑の隣!吉田のうどん・サファイ屋

吉田のうどん屋・サファイ屋は老舗ホテル「鐘山苑」の隣にあります。



富士吉田に住む友人に「サファイ屋」という店名を教えてもらった時「場末のスナックみたいな名前だな~!」と思ったんですが、実際その通りだったようで、かつてはスナックとして営業していたそうです。

公式サイトには「スナックを営業していたときの名残をあえて残し、普通のうどん屋にはない独特な雰囲気を演出しています。」との記載があります。



元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」
場末のスナックという以上の何かを感じる、迫力のある店構えですね。

駐車場は富士山ナンバーの車が多く、地元の方に愛されているお店なのだなと感じました。

元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」
お店のすぐそばで撮った富士山。すごい眺望ですね。


元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」
お店の駐車場には、鮮やかな花が咲いていました。

独特の注文システム

このサファイ屋、うどんの注文方法が独特で、初めて行った時は戸惑いました。

サファイ屋の注文方法は、店員さんにオーダーを取ってもらう方式ではなく、食券式でもありません。

元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」

店内に入り、席に着くと、それぞれのテーブルにこの注文伝票が置かれています。
この注文伝票の食べたいメニューにマルを書いて、レジまで持っていくと、注文伝票に書かれている番号のテーブルに、うどんを運んでくれるという仕組みになっています。


元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」
今回は、肉天うどんにしてみました。

肉天うどん

元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」

豚肉と野菜天ぷらが載った、肉天うどんです。

これで税込500円です。安い…!

元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」

野菜天ぷらはサクサクという感じではなく、柔らかく揚げてありました。
具がたっぷりに見えますが、麺の総量と食べ応えが厚いので、具を早めに食べ終わった後は、ひたすら麺と向き合う感じになります。

ただ、サファイ屋のうどんの麺は、吉田のうどんの中では噛み切りやすく、年配の方でも比較的、安心して食べられる感じがありました。
今回も年配のお客さんを何人か見かけましたね。


元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」
吉田のうどんの具と言えば、茹でキャベツですね。

サファイ屋のうどんは、アゴをそこまで酷使する事なく美味しく食べられる、ちょうどいい吉田のうどんです。
吉田のうどん初心者の方にもおすすめです!

素材へのこだわり

今回、サファイ屋の公式サイトを見て初めて知ったんですが、実はかなり素材にこだわっているお店だったようで、正直驚きました。
そのこだわり、店内では全くアピールされていなかったので。

公式サイトによると、スープに使われる味噌は、全国的にも有名な「喜多屋醸造店」の味噌を使用。
トッピングや漬物で使用している野菜は、すべて有機野菜を使用しているそうです。

上手にPRすれば、すごくウリになる要素なのに、ちょっともったいない気もしますが…

そういうPR下手なところとか、お店やサイトのひなびた雰囲気とか全部含めて「サファイ屋」なんだろうな~という気がします。

数えるほどしか行ってませんが、好きですねー、このお店。


元スナックの雰囲気を残す吉田のうどん屋「サファイ屋」
店内からも、大きな富士山が見えました。
この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
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