1人用カードゲーム「シェフィ」でひつじを増やして遊んでみた!
カードゲーム、ボードゲームの類がわりと好きな僕ですが、ある程度の人数がいないと盛り上がらない物が多いので、あまり頻繁に遊んではいませんでした。
しかし、世の中には1人用カードゲーム、ボードゲームという物が存在しているんですね。
存在は知ってはいたんですが、それって面白いのかな??という印象を持っていました。
しかしよくよく考えてみると、テレビゲームのほとんどは一人でも遊べるようになっていて、ちゃんと楽しめるようになっているんですよね。
そして「1人用カードゲーム おすすめ」などで検索してみると、ほぼ全てのページで「シェフィ」というカードゲームが紹介されている事に気づきました。
1匹のひつじを増やして1000匹にするのが目標というコンセプトが面白いのと、とぼけた表情のひつじの絵柄が可愛く、お値段もアナログゲームとしてはお手頃だったので、購入してみる事にしました。
1人用カードゲーム シェフィとは
シェフィは、1人で遊べるソロプレイ専用のカードゲームです。
ゲーム開始時には1匹しかいないひつじを、1000匹に増やす事ができれば、クリアとなります。
アナログゲーム、デジタルゲームの制作を行っている「冒険企画局」から、2013年に発売されました。
ゲームデザインとイラストを、フリーゲーム制作者のポーンさんが担当されています。
シェフィの箱の中には、カードが72枚(ひつじ49枚、敵ひつじ1枚、イベントカード22枚)と、説明書2枚(日本語/英語)が入っています。
1人用カードゲーム シェフィの遊び方、楽しみ方
シェフィの目的は、ゲーム開始時には「フィールド」と呼ばれる領域に1匹しかいない「ひつじ」を、1000匹以上に増やす事です。
ひつじを増やすためには、イベントカードを使います。
22枚ある内の5枚を手札として使う事ができるので、どういう順番でイベントカードを使えば、うまく「ひつじ」を増やせるのか?そこがこのゲームの頭の使いどころであり、面白いところでもあります。
例えば「産めよ」というイベントカード。
フィールドにいる「ひつじ」をコピーして、2倍に増やせます。
「1匹ひつじカード」をコピーすると、倍の2匹になる訳ですが、少し待って「3匹ひつじカード」をコピーすれば、倍の6匹になり、効果が大きくなります。
それぞれのイベントカードを使う最善のタイミングを考えるのが、このゲームのミソなんですね。
イベントカードはプラスに働くものばかりではなく、この「メテオ」のように、せっかく増やした「ひつじ」を減らしてしまうものもあります。
ひつじが0匹になる=全滅してしまうと、その時点でゲームオーバーになるため、こうしたマイナス効果のあるイベントカードは、非常に危険な存在です。
マイナス効果のあるイベントカードの中でも、最も凶悪なのが、この「シェフィオン」です。
使用した時点でひつじが全滅し、ゲームオーバーになってしまいます。
手札にあるイベントカードは「使わずにただ捨てる」という事ができないため、ひつじが全滅しないように使うか、他のイベントカードで対策する必要があります。
例えば「対策ひつじ」というカードを使う事で、使いたくないカードを追放(そのゲーム中、二度と使わなくて済む)する事ができます。
このように、うまくマイナスのイベントカードをかわしつつ、プラスのイベントカードでひつじを増やしていくのが基本戦略になります。
山札と手札のイベントカードを全て使い切った場合は、使用済みのイベントカードを切り直して、新たな山札にするんですが、その山札復活ステップでは、同時に「敵ひつじの増殖」というイベントも発生してしまいます。
敵ひつじも、ゲーム開始時は1匹しかいないんですが、山札を復活させると、10倍に増えます。
自分のひつじが1000匹を超えるより先に、敵ひつじが1000匹を超えてしまうと、ゲームオーバーです。
厄介なイベントカードをゲームから全て追放したとしても、この敵ひつじは消える事は無く、最後まで脅威として存在し続けます。
前半はマイナスのイベントカードを、いかに処理するか?
そして後半は、敵ひつじの増殖という、時間との戦いになる訳です。
序盤~終盤までダレる事無くスリルを味わえるのが、このゲームの醍醐味なんですね。
シェフィの世界観
シェフィのゲームデザインとイラストを担当されたポーンさんのサイトでは、シェフィの原型となったゲーム「The race of thousand sheep」の内容も公開されています。そしてポーンさんによる、シェフィのサブストーリー+追加ルールを記した「シェフィ・ポストラヴズ」も、冒険企画局のサイトで公開されています。
「シェフィ・ポストラヴズ」では、可愛い雰囲気のイラストとは裏腹に、シリアスでSF色の強いストーリーが描かれており、ゲーム本編では前面に出ていない「シェフィ」の世界観のダークサイドを垣間見る事ができます。
1人用カードゲーム シェフィ まとめ
「シェフィ」で初めてプレイした1人用カードゲームですが、想像以上に面白かったです!1人用カードゲームに慣れていない事もあり、思ったよりもバランスがシビアで、何度もゲームオーバーになりましたが、無事に「1000匹ひつじカード」を出現させられた時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。
1人用カードゲーム・ボードゲームの中では、最も難易度が低い部類に入るようなので、導入用としても最適です。
ご興味がある方、ぜひ遊んでみてくださいね。