山梨県昭和浄水場のシラサギの減少
ここは甲府市の水道局が管理する甲府の第二水源で、甲府市南部と昭和町・中央市の一部(旧玉穂町)に水を供給しています。
この場所では、ごく最近までシラサギが羽を休める休憩ポイントでしたが、最近は全く見る事が出来ないか、いてもごく少数しか見る事が出来なくなっています。
(毎日見ている訳ではないので、たくさんいる日もあるのかもしれませんが)
減少の原因としては、周辺環境の変動、特に近くにあった田畑が開発され、建造物に変わった事が原因だと思います。
ピーク時には、昭和浄水場で一か所で何十羽ものシラサギを観察する事が出来ました。
妻のバク子に教えてもらって、一緒に観察した時は「こんなところもあるんだなぁ」くらいに思っていたんですが、今思うと、とても貴重な場所であり、瞬間だったと痛感しています。
これだけの数のシラサギが集まる場所、探せばあると思いますが、現状は知らないですし、これからも少しずつ減っていくのだなと、寂しい気持ちになります。
2015年の夏に撮影した、昭和浄水場のシラサギ
コサギとチュウサギが入り混じり、混群を作っていました。
コサギ。
チュウサギ
こちらもチュウサギ
コサギ
コサギは「シラサギ」と呼ばれるサギの中で最も小型の鳥です。
後頭部の飾り羽、黒いクチバシ、黄色い足が特徴です。
黄色い靴を履いているみたいで、おしゃれなサギですね。
チュウサギ
より大型のダイサギと似ていますが、チュウサギは口角が目の端で止まるのに対して、ダイサギは口角がより後方まで伸びている事で見分ける事が出来ます。昭和浄水場のシラサギ 2018年の写真
妻のバク子が撮影した、シラサギの大群です。
すごい数ですね!40羽以上いるようです。
写真には残っていないけど、もっとたくさんいた日もあったよ!
2020年10月の探鳥
ここ最近、昭和浄水場でシラサギを観察する事が出来ていなかったので、朝早く起きて、妻のバク子と一緒に探鳥に向かいました。巨大な浄水場の建物。
残念ながら、今回もシラサギを観察する事は出来ませんでした。
シラサギはいませんでしたが、カワセミを撮る事が出来ました。
水さえあれば、意外と都市化された環境にも適応している鳥です。
この個体は、クチバシの下が赤いので、メスですね。
ヒヨドリもいました。
この後、会えなかったシラサギを求めて甲府の街を流れる貢川に探鳥に行きました。↓