郁(いく)さんの個展とブルーレイコーヒーの牛肉とかし込みカレー(山梨県北杜市長坂)
6月、作家の郁(いく)さんの個展を見に、そして以前から気になっていたカレーのお店に訪れるために、妻のバク子と山梨県北杜市の長坂地区に行ってきました。
郁さんの個展@おいでやギャラリー
郁さんの個展が開催されたのは、北杜市長坂の「おいでやギャラリー」というギャラリーです。
ここは、かつて病院だった建物を活用したギャラリーで、雰囲気のある日本家屋が静かな佇まいを見せています。
入口には「福ベエ」という招き猫のキャラがいました。
ギャラリーの内観です。とても落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと絵を見る事ができました。
郁さんの絵は、頭身低めの可愛らしいキャラクターを描いたものが多くて、見た人がどんどん物語を想像していけるような、作家性をお持ちの方だと思います。
不穏な感じの絵も多いですが、怖すぎる方向に行き過ぎない、絶妙なバランスが個人的にとても好きです。
バク子ともども、その世界観に魅了されています。
attend school(2020)
オモチヤクン(2022)
竜の輪(2022)
柱に貼った絵。色んなスタイルで展示がされていました。
個展では、郁さんが書いたハガキサイズの原画を販売していました。
上の2枚を購入させていただきました。とてもお気に入りです!
左の絵には「魔王の視察」という題名がついていました。
郁さんの作品、気になった方はぜひ下記リンクからチェックしてみてください!
郁さんのホームページ
ブルーレイコーヒーの牛肉とかし込みカレー
おいでやギャラリーのすぐ近くに「ブルーレイコーヒー」という喫茶店があります。こちらはコーヒーはもちろん、カレーにも相当なこだわりを持っており、僕が愛読しているブログ「僕らのことばがカレーであったなら」で紹介記事を読んで以来、ずっと行きたかったお店でした。
牛肉とかし込みカレーについて書かれた看板。
「10日間かけて煮込んだ」とあり、力の入れようが窺えます。
ブルーレイコーヒーのメニュー。
カプチーノの項には「エスプレッソにスチームしたミルクを合わせたイタリア式の泡立ちコーヒー。この味を飲みたくてこのお店を作りました」とあります。
尋常でないこだわりを感じます。
カレーは「牛肉と野菜をたっぷり溶かし込んだカレーと雑草手取りの無農薬米を八部づきにしたご飯。甘く辛い濃厚な味は、当店自慢のメニューです」と書かれています。
こちらも大変なこだわりようです。
注文を取りに来てくれた店主の奥様とお話させていただいたのですが、カレーの仕込みの際はランチを休んでいるのだとか。
バク子も僕もカレーを頼んだんですが、僕らが入店した後に2人組のお客さんが来店し、その方たちもカレーを頼んでいました。
奥様が「2人ともカレー?普通盛りだったら、まだギリギリあるかな…」とおっしゃっていて、そんなに大量にカレーを用意していない事が窺えました。
予約無しに2人ともカレーを注文できたのは、運が良かったかもしれません。
次回は予約してから行こうと思います。
そして出て来た牛肉とかし込みカレーは、本当に濃厚な味わい深いカレーでした。
ルーに牛肉をとかし込んでいる上に、ゴロゴロとしたブロック状の牛肉も入っており、食べ応えも十分です。
思わず「深い…」とつぶやいてしまいそうになるほど、美味しいカレーでした。
インド風カレーのようなクセや強烈なスパイスも入っておらず、万人受けする、何度でも食べたくなるカレーだと思います。
また必ず来ようと決意しつつ、お店を出ました。
ギャラリー・カフェ折々
この日はさらに足を伸ばして、山梨県北杜市大泉町にある「ギャラリー・カフェ折々」に行ってみました。
ここは豊かな自然の中にあるカフェギャラリーで、ウッドデッキの置かれた中庭で、ゆっくりとコーヒーを楽しむ事ができます。
ギャラリーの方では、色んな収蔵品を見る事ができましたが、印象的だったのは丸石です。
山梨県には丸い石を道祖神として道の辻に置く風習があるのですが、そういう、道祖神として用いられるような丸石が展示されていました。
丸石を購入する事もできるようです。
山梨県北杜市まとめ
今回訪れた山梨県北杜市は、山梨県の中では北部に位置しており、夏でも比較的涼しげな地域になります。夏暑い甲府盆地の近辺に住んでいる人間としては、避暑地として、特に暑い時期には行きたくなるエリアですね。
また近々、ブルーレイコーヒーの牛肉とかし込みカレーを食べに、訪れたいと思っています。