横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん
このブログを立ち上げる前の話になりますが、2016年の5月に、横浜の金沢動物園にベアードバクを見に行きました。
ベアードバクとは?
バクというと白黒のマレーバクが有名ですが、この世界には5種類のバクが生息しています。アジアに生息する唯一のバク、マレーバク。
南米に生息し、最も数が多いバクであるブラジルバク。
引用:Just chaos
寒冷地に適応する進化を遂げ、アンデス山地に生息するヤマバク。
引用:MONGABAY
小型のブラジルバクと思われていたが、21世紀に入ってから別種と認定されたカボマニバク。
そして今回ご紹介するのが、中米に生息する唯一のバクであるベアードバクです。
「ベアードバク」の名前の由来は、この動物について記したアメリカの博物学者、スペンサー・フラトン・ベアード氏から来ています。
全長は約1.8~2.5m、体重は150~400kgで、中南米に生息する大型動物の中でも最大級です。
生息域が重なる肉食獣であるジャガーにとっても、簡単に倒せる相手ではないようです。
金沢動物園 ベアードバクのアグアくん
ベアードバクのアグアくんは1995年の6月21日生まれ。横浜の金沢動物園で生まれたハマっ子です。
この記事を書いている2020年12月現在では、25歳という事になります。
ベアードバクの飼育下での平均寿命は25歳前後なんですが、アグアくんのご両親は30歳まで長生きしたという事なので、アグアくん・・・アグアじいちゃんも、まだまだ元気で頑張って欲しいですね。
むしゃむしゃ。草を食べるアグアくん。
アグアくんのフレーメン
バクやその他の草食動物は「フレーメン」と言って、上唇をまくり上げて周囲の匂いを嗅ぐ行動をする事があります。アグアくんのフレーメンの瞬間を、予備動作も含めて撮影しました。
ペロッ。
日本で見られるベアードバク
日本で飼育されているベアードバクは、金沢動物園のアグアくんと、よこはま動物園ズーラシアの附属施設である「横浜市繁殖センター」で飼育されている「ファビオくん」だけです。横浜市繁殖センターは希少動物の保全・繁殖を行う施設で、飼育されている動物は一般公開されていません。
定期的に公開・見学会を開催する事もあるんですが、今年は時世柄、それも中止されています。
なので、日本の動物園で一般公開されており、その姿に日常的に触れる事ができるベアードバクは、アグアくんただ一頭なのです。
僕とバクについて
元々、動物は大好きだったんですが、バクについては沢山いる哺乳類の中の一種類という感じで、特別な思い入れはありませんでした。妻のバク子がバクの事が大好きで(特にマレーバク)、そのバクへの想いを聞いている内に、僕も自然とバクに興味を持ち、バクが好きになっていきました。
バクは霊獣・・・
バクは大地と、宇宙と繋がっている・・・
嗚呼っ・・・!
(翻訳:バクって可愛いよね!)
バクは大地と、宇宙と繋がっている・・・
嗚呼っ・・・!
(翻訳:バクって可愛いよね!)
金沢動物園の推しポイント
この金沢動物園、地元の山梨県から行こうとすると、まあまあ遠いんですが、中央道のインターから直接入れるようになっています。その名も「金沢自然公園IC」という名前のインターがあるので、甲府からであれば高速で2時間程度で行く事が出来ます。
甲府から直線距離で150kmほど離れているんですが、このアクセスの良さのお陰で、そんなに疲れずに行く事が出来ました。