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横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

2021年2月20日

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

このブログを立ち上げる前の話になりますが、2016年の5月に、横浜の金沢動物園にベアードバクを見に行きました。

ベアードバクとは?

バクというと白黒のマレーバクが有名ですが、この世界には5種類のバクが生息しています。

マレーバク
アジアに生息する唯一のバク、マレーバク。

ブラジルバク
南米に生息し、最も数が多いバクであるブラジルバク。

ヤマバク
引用:Just chaos
寒冷地に適応する進化を遂げ、アンデス山地に生息するヤマバク。

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん
引用:MONGABAY
小型のブラジルバクと思われていたが、21世紀に入ってから別種と認定されたカボマニバク。

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん
そして今回ご紹介するのが、中米に生息する唯一のバクであるベアードバクです。

「ベアードバク」の名前の由来は、この動物について記したアメリカの博物学者、スペンサー・フラトン・ベアード氏から来ています。

全長は約1.8~2.5m、体重は150~400kgで、中南米に生息する大型動物の中でも最大級です。

生息域が重なる肉食獣であるジャガーにとっても、簡単に倒せる相手ではないようです。

金沢動物園 ベアードバクのアグアくん

ベアードバクのアグアくんは1995年の6月21日生まれ。
横浜の金沢動物園で生まれたハマっ子です。



この記事を書いている2020年12月現在では、25歳という事になります。

ベアードバクの飼育下での平均寿命は25歳前後なんですが、アグアくんのご両親は30歳まで長生きしたという事なので、アグアくん・・・アグアじいちゃんも、まだまだ元気で頑張って欲しいですね。


横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん
むしゃむしゃ。草を食べるアグアくん。


横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

アグアくんのフレーメン

バクやその他の草食動物は「フレーメン」と言って、上唇をまくり上げて周囲の匂いを嗅ぐ行動をする事があります。

アグアくんのフレーメンの瞬間を、予備動作も含めて撮影しました。


横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん

横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん



横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん
ペロッ。


横浜市立金沢動物園のベアードバク・アグアくん


日本で見られるベアードバク

日本で飼育されているベアードバクは、金沢動物園のアグアくんと、よこはま動物園ズーラシアの附属施設である「横浜市繁殖センター」で飼育されている「ファビオくん」だけです。

横浜市繁殖センターは希少動物の保全・繁殖を行う施設で、飼育されている動物は一般公開されていません。
定期的に公開・見学会を開催する事もあるんですが、今年は時世柄、それも中止されています。

なので、日本の動物園で一般公開されており、その姿に日常的に触れる事ができるベアードバクは、アグアくんただ一頭なのです。


僕とバクについて

元々、動物は大好きだったんですが、バクについては沢山いる哺乳類の中の一種類という感じで、特別な思い入れはありませんでした。


妻のバク子がバクの事が大好きで(特にマレーバク)、そのバクへの想いを聞いている内に、僕も自然とバクに興味を持ち、バクが好きになっていきました。


バク子
バク子
バクは霊獣・・・
バクは大地と、宇宙と繋がっている・・・
嗚呼っ・・・!
(翻訳:バクって可愛いよね!)



金沢動物園の推しポイント

この金沢動物園、地元の山梨県から行こうとすると、まあまあ遠いんですが、中央道のインターから直接入れるようになっています。
その名も「金沢自然公園IC」という名前のインターがあるので、甲府からであれば高速で2時間程度で行く事が出来ます。

甲府から直線距離で150kmほど離れているんですが、このアクセスの良さのお陰で、そんなに疲れずに行く事が出来ました。
この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
身近な自然を楽しみながら暮らしています。

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