エル西銀座の干支・十二支像(山梨県甲府市)
山梨県甲府市の中心部にある商店街「エル西銀座」。
ここには、通り沿いに十二支(干支)の像が設置されており、道行く人の目を楽しませてくれます。
人通りの少ない休日を狙って写真を撮って来たので、まとめてご紹介したいと思います。
目次
エル西銀座とは?
甲府市の中心部にある100m程度の小さな商店街で、古くからあるお店が軒を連ねています。
「エル」の名前は「Large」「Love」「Life」からとったのだとか。
十二支像は、昭和62年(1987年)、道路改修の際に設置されました。
魅力ある商店街にしようと関係者による検討が行われ「子どもから大人まで幅広い世代に親しみのあるものを」という事で、十二支像が選ばれました。
エル西銀座の十二支像は、どれもユーモラスで親しみやすいものばかりで、作られた時に込められた想いを感じ取る事ができます。
エル西銀座
私たちの街、青空と緑の街―エルへようこそ。
エルは、お母さんと子供たち、友だちや恋人どうしのふれあいの街です。
ここには、いろいろな物語でなじみ深い十二支の、かわいい彫刻があります。
大人の人はどうか、子供たちにそのおはなしをしてあげて下さい。
ところで、あなたの干支は何でしょう。
そして、あなたのまわりの人たちは……?
その干支の動物と、その人たちと、どこか似ているところはありませんか?
動物たちに出会ったら、ほんのひととき足をとめてみて下さい。
子(ネ)
十二支の一番バッター、ネズミ。
長靴から身を乗り出しています。
ユーモラスなんですが、造形はあくまでリアル志向なのがいいですね。
子 ネと読む。鼠、ネズミのこと。
子は、子供という字で増えるという意味があり、そのため十二支の初めになったといわれている。
十二支占いではこの年生まれは、頭がよく辛抱強いとか。
さて子を12字書いて何んと読む。
答え:
丑(ウシ)
タル?に乗っているウシ。大きな牛が乘れるこのタルは、どれくらいのサイズなんでしょうか?
丑 ウシと読む。牛のこと。
昔、十二支は時の呼び名としても使われていて、丑
占いでは、この年生まれは、慎重で堅実な性格とか。
さてお化けがよくでる時間、
答え:現在の時間で、午前3時頃。丑満刻ともいう。
寅(トラ)
エル西銀座入口の柱の上に設置されているトラです。
寅 トラと読む。虎、タイガーである。
エトの動物のなかで日本にいなかったのは虎だけ。
このことでもエトは、古代中国から伝えられたことが判る。
この年生まれは、意志が強く、親分肌とか。
フーテンの寅さんもこの年生まれか。
でも性格は半分しか当っていない。
卯(ウ)
カバンからひょっこり出てきたウサギ。
なんとも可愛いですね!
卯 ウと読む。兎、ウサギのこと。兔とも書く。
古代中国では、月のことを
この年生まれの人は、陽気で、ユーモアに豊み、人に好かれる社交家、でも何事にもせっかちでうつり気とか。
辰(タツ)
玉を手に持つ、想像上の生き物である龍もいます。
表情が優しげですね。
辰 タツと読む。竜、リュウのこと。
もちろん想像上の動物で、昔も今もこの世にはいない。
この年生まれの性格は、明るく、活動的で社交家。
熱しやすく冷めやすいのが欠点とか。
さて、「竜胆」は、何んと読む。
答え:リンドウ、植物で健胃剤に使う薬草の一種。
巳(ミ)
キウイフルーツ?のような半球状の物体に乗っているヘビ。
巳 ミと読む。蛇、ヘビのこと。
ヘビをなぜミというのか。
それは、平安時代まではヘビといわずヘミといっており、そのヘが略されてミになったといわれている。
この年生まれの人は、人に左右されることなく自分の信念だけで行動する、マイウェイ的性格とか。
午(ウマ)
躍動感のある正統派、ウマの干支像です。
午 ウマと読む。馬である。
十二支は、時刻の名称の他に、方角をも表す。
午は、時刻では昼の十二時、方角は真南。
ちなみに夜中の十二時、真北は、
この年生まれの人は、頭の回転が速く、行動的で、いつもじっとしていられない性格とか。
未(ヒツジ)
エル西銀座、東の入り口を守る精悍なヒツジ。
未 ヒツジと読む。羊、ヒツジのこと。
羊は古代、蒙古方面から朝鮮半島をへて日本にやってきたやさしい性格の動物だ。
この年生まれは、考え深く、研究心や探求心が旺盛とか。
さて、「神の子羊」とは、誰のこと。
答え:キリスト教で、イエス・キリストを指していう。
申(サル)
カップに漬かったサル。
雨の後は、カップに水が溜まって「ひとっ風呂浴びてる」感が強まります。
なんともリラックスした雰囲気が伝わってきます。
あぁ~、いい湯だな~。
という声が聞こえてきそうです。
申 サルと読む。猿、サルのこと。
ある辞典によれば、サルの語源は、「たわむれる、ざれる、じゃれる」だという。
この年生まれは、口八丁手八丁とか。
さて世界一小さなサルの名は。
答え:ピグミーマーモセット、ネズミキツネザル。手のひらに乗るほど小さい。
酉(トリ)
トリは、まさかのヒヨコ!斬新ですね。
酉 トリと読む。
トリという言葉は、野山に棲む野鳥、アヒルなどの
十二支では、このニワトリのこと。
ちなみに庭で飼うからニワトリといった。
この年生まれは、几帳面で仕事熱心、人当たりがよく社交的な性格とか。
戌(イヌ)
精悍な表情のイヌですが、背景には近くにあるフィリピンクラブの看板が映っています。
ちなみにこのブログの管理人、せみやまもイヌ年です。
戌 イヌと読む。犬、イヌのこと。
犬と人間とのつきあいは1万年以上も昔から。
古代エジプトでは、家族同様に暮らし死ぬとミイラにした。
日本では、もっぱら外で飼い、戦国時代は伝令として活躍。
この年生まれは、責任感がとても強く、古風で頑固な性格とか。
亥(イ)
母性溢れるお母さんイノシシと、四つ子のウリ坊。
かわいいですね!
お母さんイノシシも、穏やかな表情をしています。
亥 イと読む。猪、イノシシである。
猪は、野生の動物で、その家畜化したものがブタである。
この年生まれは、意志強固な活動家で、同情心も厚く、涙もろい人情味豊かな性格。
わき目もふらず、一直線に走る猪ににて、猪突猛進するところがあるとか。
エル西銀座の干支・十二支像 まとめ
いかがだったでしょうか?ユーモラスな造形、プレートのなぞなぞなど、サービス精神満点の十二支像を見ていると、訪れた人に楽しんでほしいという、エル西銀座の関係者の方たちの気持ちが感じられて、あたたかい気持ちになりました!
そんな魅力的な十二支像がいるエル西銀座。
お近くに訪れた際には、ぜひお立ち寄りください!