Maker Faire Tokyo 2016 レポート
8月7、8日に東京ビッグサイトで開催のMaker Faire Tokyo 2016に行ってきました。
自宅や研究室で、色んなものを作っちゃう人たち=Makerの祭典です。
実用性ゼロのネタに走ったマシンから、人口衛星を打ち上げるロケットまで、ピンからキリまであらゆるモノが展示されていて、非常に刺激的でした。
ドローンのレースや技術力の低い人のためのロボコン「ヘボコン」など各種イベントも行われました。
ミニへボコン2016 兼 ワールドチャンピオン日本予選会
トーナメント表
優勝した風船ロボ
北海道のインターステラテクノロジズ株式会社が打ち上げ予定のロケット「モモ」の実物大モックアップ
ドローンレース。スタンバイするドローン
レース用ドローンは姿勢制御デバイスを搭載していないため、よく落っこちます。
赤く光るのが飛行中のドローン
トイレットペーパーを高速で引くと、ツイッターに投稿がされるシステム。当日はwifiが混線して機能しなかったのが残念。
自動で動いていたロボット
ラズベリーパイを使った室内制御システム。
家の外から電灯や窓の開閉をコントロールできるとか。
こちらもwifiが混線して、動作を見る事はできませんでしたが、着想が素晴らしいなと思いました。
電気自動車も展示されていました。実際に使用されている機体だそうです。
完全アナログで動かせるクレーン。モノとしての存在感と機構の凄さが圧倒的でした。
美味しいビールを作るために開発されたシステム。タンクを開けなくてもビールの発酵度が観測できます。プライベートでビールを作っている出展者さんによって制作されました。
無敵生物クマムシの展示もありました。
自動化された大名行列のシステムですが、調子が悪く手動に切り替わっていました。
眠りを誘うヒツジさんマシーン。
指先の金属板同士を接触させるとハンドベルが鳴る、ウェアラブルな楽器。
キータッチによってBB弾が発射されるマシーン。
工業系の機械にしか見えませんが、ハンドルとボタンによってカーソル操作が可能なマウス。実用性はまったくありませんが、着想がすごいなと思いました。
植物への水やりを自動で行えるシステム。忘れがちな水やりを自動で行えるのは、とても便利で実用的ですね。
今回、wifiの混線で本来のポテンシャルを発揮できない展示があったのが残念でした。
技術的に改善できるのか分かりませんが、出来るならMakerさんの全力を見たいなというのが本音ではあります。
ドローンのレースは、一応実況をしていたようですが、ほとんど聞こえなかったので、もう少し大きい音量で聞けると、よりエンターテイメント性が増して良いかなと思います。
総合的には自分の想像力を超えたモノが沢山見られて、とても刺激的なイベントでした。
来年は、何かネタがあれば展示側として参加したいなと思っています。