初代ウルトラマン 視聴の記録
古畑任三郎の1~3シリーズを続けざまに視聴した直後に「白い巨塔」(2003年版)を視聴し、とうとう最近は円谷プロダクションの動画配信サービス「TSUBURAYA IMAGINATION ウルトラサブスク」に登録し、「ウルトラマン」(初代:1966年放送)を見始めてしまいました。
以前に観た時は「さすがに古いなぁ…」と、古典をたしたむ様な感じで接していたのですが、今やすっかり気持ちが童心に戻ってしまい、ただ純粋に「ウワー!この怪獣いいなぁ!」と、むき出しの心でウルトラマンと向き合っています。
ちなみに、ウルトラマンのOPでナレーターの名前が「石坂浩二」と表示されており、まさかあの石坂浩二??と思って調べてみたら、あの石坂浩二でした。
「白い巨塔」で石坂浩二の味わい深い演技を堪能したばかりだったので、驚きましたね。
ウルトラマンは基本的に一話完結方式のため、気になる回を飛び飛びで観ているので、時間が経つとどの回を観たのか、すぐに忘れてしまいます。
ここに備忘録として記録を残しておき、随時更新していきたいと思います。
※ネタバレしています。ご注意ください。
目次
- 1. 1話「ウルトラ作戦第一号」
- 2. 2話~7話
- 3. 8話「怪獣無法地帯」
- 4. 9話「電光石火作戦」
- 5. 10話「謎の恐竜基地」
- 6. 11話「宇宙から来た暴れん坊」
- 7. 12話「ミイラの叫び」
- 8. 13話「オイルSOS」
- 9. 14話「真珠貝防衛指令」
- 10. 15話「恐怖の宇宙線」
- 11. 16話「科特隊宇宙へ」
- 12. 17話「無限へのパスポート」
- 13. 18話「遊星から来た兄弟」
- 14. 19話「悪魔はふたたび」
- 15. 20話「恐怖のルート87」
- 16. 21話「噴煙突破せよ」
- 17. 22話「地上破壊工作」
- 18. 23話「故郷は地球」
- 19. 24話「海底科学基地」
- 20. 25話「怪彗星ツイフォン」
- 21. 26,27話「怪獣殿下(前後編)」
- 22. 28話「人間標本5・6」
- 23. 29話「地底への挑戦」
- 24. 30話「まぼろしの雪山」
- 25. 31話「来たのは誰だ」
- 26. 32話「果てしなき逆襲」
- 27. 33話「禁じられた言葉」
- 28. 34話「空の贈り物」
- 29. 35話「怪獣墓場」
- 30. 36話「射つな! アラシ」
- 31. 37話「小さな英雄」
- 32. 38話「宇宙船救助命令」
- 33. 39話「さらばウルトラマン」
1話「ウルトラ作戦第一号」
現在も続くウルトラシリーズの記念すべき第1話です。別の記事に詳しくまとめています。
2話~7話
amazonプライムビデオの購入履歴を観ると、2018年に観たようなのですが、あまり覚えていません。5話「ミロガンダの秘密」は、熱帯植物の研究者が持ち帰った植物が怪獣化して襲ってくる、という話だったと思います。
7話「バラージの青い石」は砂漠にある都市が舞台で、アリジゴクの怪獣とウルトラマンが戦いました。
8話「怪獣無法地帯」
火山の影響で無人になっていた架空の島「多々良島」に2年ぶりに定点観測所を設置し、4人の先発隊を派遣したところ、音信不通になってしまい…という不穏なイントロダクション。
島は人がいない間に怪獣に占拠され、弱肉強食の世界と化していました。
レッドキング、チャンドラー、マグラー、ピグモン、スフランという5種類の怪獣が登場する、豪華な回です。
レッドキングとチャンドラーは登場するなり戦っており、レッドキングは馬鹿力に任せてチャンドラーの翼をもぎとり、島の生態系の頂点に立っている事を窺わせました。
ピグモンは友好珍獣で、先発隊の生き残りの人に食料を届けてくれていたのですが、レッドキングの投げた岩石の流れ弾に当たって死んでしまいます。
可哀想でした…。
この回で僕が一番好きな怪獣がマグラーで、全体的に黒っぽい体色、全身にトゲを生やしており、鼻面にはサイのように巨大な一本角まであり、とてもかっこいい怪獣なんですが、ハヤタ隊員とムラマツ隊長の手投げ式ナパーム弾2発を受けて、あっけなく退場してしまいました。
レッドキングという主役が控えているとはいえ、マグラーはもっとやる奴だと思っていたんですが…
結構な見かけ倒しでしたね。
レッドキングはウルトラマンとの肉弾戦との結果、力尽きました。
スーファミのゲーム「ウルトラマン」は、どの怪獣と戦う時も、怪獣の体力ゲージをゼロにしてからスペシウム光線でとどめを刺すという仕様だったので、実際のウルトラマンを観ると「あれ、スペシウム光線じゃないんだ…」と不思議な気持ちになります。
9話「電光石火作戦」
放射能が大好きな怪獣ガボラがウラン貯蔵庫のある町を狙っており、破局を阻止するために科特隊が動きます。ハヤタ隊員は町からガボラを遠ざけるため、ヘリコプターから放射能を吊ってガボラを誘導。
うまくいくかに見えましたが、付近を歩く少年2人を発見。
少年たちを安全圏に移動させた後、放射能を含んだカプセルをガボラにぶつけようとしますが、カプセルのリリースがうまくいかず、ハヤタ隊員はヘリと共に墜落、ヘリは爆発炎上。
脱出したハヤタはウルトラマンに変身、ガボラのエリマキをちぎったり、物理で殴って沈めました。
今回もスペシウム光線は無し。(放射能を食べる怪獣だから、スペシウム光線で大爆発させるのはまずかったという事かも)
ヘリと一緒に墜落したのに生きているハヤタに「大丈夫なの??」と声をかける少年たちに、ハヤタはグッ!とポーズを決めて「スゲー!」と精神的尊敬を集め、乗ってたヘリが爆発したのに生きていた事についてはうやむやにしてEND。
この回の怪獣であるガボラ、口から怪光線を吐く時は赤いエリマキを広げるんですが、普段はエリマキを閉じているため、全く別の怪獣に見えます。
怪獣図鑑やネットの画像ではエリマキを広げた姿しか見られないので、とても新鮮でした。
10話「謎の恐竜基地」
11話「宇宙から来た暴れん坊」
12話「ミイラの叫び」
洞窟から発見された古代のミイラが蘇り人を襲う。ミイラが人に倒されると同時にドドンゴ登場。
アラシのビームガンで目を潰されて痛々しい。
ドドンゴの怪光線はイデの発明、バリアで防ぐが、周囲の爆風に巻き込まれてアラシ気絶。
ウルトラマンがドドンゴに乗ってロデオのようだった。
13話「オイルSOS」
オイルを食べる油獣ペスター登場。こいつは顔は小型コウモリ、体はヒトデっぽい。
昔、実家にペスターのフィギュアがあった。
製油所を襲ったペスターに対して科学特捜隊出動。
湾内では攻撃しないという予定だったが、焦ったイデ隊員がミサイルでペスターを攻撃、製油所は炎上してしまう。
責任を感じたイデは一人で消火活動を行おうとするが、倒れてしまう。
ハヤタがウルトラマンに変身。
ウルトラマンが来る前に瀕死だったペスター、ウルトラマンに炎を吐いて最後の攻撃。
カウンターの光線で絶命。ほぼウルトラマンと怪獣の戦闘が無い珍しい回。
ウルトラマンのウルトラ水流で構内の火事は消火。
イデは辞職を申し出るが、隊長に「何を言ってるんだ。君は大事な仲間だ」と慰留し、めでたしめでたし。
14話「真珠貝防衛指令」
実相寺監督回。真珠を食べる奇妙な怪獣ガマクジラ登場。
真珠に憧れを抱く科学特捜隊の女性隊員フジ隊員は、ガマクジラに異様な執念を燃やす。
ガマクジラを倒し、真珠は科学特捜隊の給料でも買えるほど安くなった。
ラスト、真珠で自分を飾り立てるフジ隊員。
15話「恐怖の宇宙線」
実相寺監督回です。絵心の無い少年が描いた怪獣に謎の宇宙線が当たり、怪獣として実体化。
これがガヴァドンAです。
目が空洞になっているのが怖かったです。
「もっとかっこよくしようぜ!」と、絵心の無い少年の仲間たちが手伝って書き足したガヴァドンBはいかにも怪獣っぽいデザインで、ウルトラマンにとどめを刺されそうになりますが「殺さないで―」と懇願する少年少女の声にウルトラマンがほだされ、ガヴァドンBを宇宙へ運びます。
「毎年、七夕にはガヴァドンに会えるようにしてあげよう」と、ウルトラマンから少年少女へのメッセージが届き、満天の空にガヴァドン座が見えます。
そう、ガヴァドンは星になったのです。(?)
最後はふんわり着地して、実際どういう状態になったのかよく分かりませんが、こういうちょっとメルヘンな終わり方もたまにはいいですね。
16話「科特隊宇宙へ」
宇宙ロケット「おおとり」がバルタン星人にハックされ、博士もバルタンに乗り移られる。別のロケットで科学特捜隊は救助に向かうが、その隙に地球がバルタンに攻撃される。
ウルトラマンは宇宙のバルタンを倒した後(スペシウム光線はスペルゲン反射鏡で反射されたが八つ裂き光輪で倒した)、テレポート(ウルトラマンの寿命を縮めるらしい)で地球へ移動、地球のバルタンも沈静化。
一件落着。
ウルトラマンが来るまでの間、イデ隊員が新兵器でバルタンの群れと戦っており、活躍していた。
17話「無限へのパスポート」
不思議な赤い隕石と青い隕石の周りで空間が歪み、四次元になってしまう。奇妙な事件が色々と起こり、2つの隕石が合わさった時に怪獣ブルトンに変化。
科学特捜隊も四次元の世界に飲み込まれてしまう。
ウルトラマンも四次元に翻弄されるが、ブルトンの攻撃に対して高速回転する事で、何故かブルトンを撃破。
最後は小さくなったブルトンを握りつぶす。
18話「遊星から来た兄弟」
東京の街に、放射能を含んだ霧が降り注ぐ。このままでは数時間で東京は死の街に。
地球人の兄弟を自称するザラブ星人が現れ、放射能の霧を消してくれるが、それは地球人に取り入るためのザラブ星人の自作自演だった。
ザラブはウルトラマンに変身し街を破壊する。
ザラブは地球人を滅ぼすために邪魔なウルトラマンと科学特捜隊を排除するため、そういう策略を仕掛けてきていた。
ハヤタはザラブに拘束され身動きが取れないでいたが、星野少年に助けられウルトラマンに変身。
ザラブを撃破する。
19話「悪魔はふたたび」
3億5千年の眠りから甦った赤い怪獣バニラと青い怪獣アボラスが、闘争本能に従って戦い合う。力負けして倒れ込んだバニラに科学特捜隊は攻撃、アボラスがとどめを刺す。
残ったアボラスをウルトラマンが撃破。
20話「恐怖のルート87」
伊豆の公園に、全国からデザインを募集した怪獣「ヒドラ」の像がある。ヒドラをデザインした少年は交通事故で、国道87号で命を落とした。
少年の魂が乗り移ったヒドラが、少年に代わりルート87を通る車を襲う。
ヒドラと対峙したウルトラマンは、ヒドラにとどめを刺すタイミングはあったが、ヒドラに少年の魂を感じて手を止める。
結末では、少年をひき逃げした運転手も自首した事が語られる。
21話「噴煙突破せよ」
毒ガス怪獣ケムラー登場。大武山で野鳥が大量死するという事件が起き、フジ隊員が単独で調査に。
小型ビートル(戦闘機)にこっそり星野少年も同乗していた。
山でケムラー出現、毒ガス攻撃で苦戦する科学特捜隊。
ウルトラマンが出てくるがスペシウム光線も効かない。
イデ隊員の発明でケムラーの背中を攻撃、これが致命傷になって撃破。
22話「地上破壊工作」
実相寺監督回。実相寺回だけあり、カメラワーク、ライティング、セリフ回し、間の取り方が独特。
科学特捜隊フランス支部のアンヌ隊員(実は地底人が化けた偽物)にハヤタが拉致される。
その間に地底怪獣テレスドンが街を破壊。
氷河期に地下に潜った地底人が、地上征服のために仕掛けた策略だった。
地底人はハヤタの意識を奪った上でウルトラマンに変身させて意のままに操ろうとしたが、ハヤタの意識とは独立して行動可能なウルトラマンは地底人の野望を砕き、テレスドンも倒す。(光線無しの肉弾戦のみ)
クライマックスでは本物のアンヌ隊員も特捜隊を訪問し、ハヤタと2人で改めてフランスでの任務に向かう。
23話「故郷は地球」
有名なジャミラの回であり、実相寺監督回です。宇宙開発競争の時代、ロケットに乗せられたまま地球に帰還出来なかったある国のパイロットが、奇跡的に他の星に辿り着き、その星の過酷な環境で生きる内に怪獣のような姿に変わり、自分を見捨てた人類に復讐するために地球にやって来るという、救いの無い話です。
物語のシビアさが頂点に達する時、極端なライティングで登場人物の表情を見えなくし、あえて表情を見せない事で深い感情を表現する、という手法がとられており、これぞ実相寺監督回、という感じです。
ジャミラが各国代表が集まる会議場を襲おうとしたところを、ウルトラマンが立ちはだかります。
高温で過酷な星で生き延びたジャミラは火には強かったのですが水には弱く、ウルトラマンが手から発射する「ウルトラ水流」にのたうち回って苦しみ、無念の最期を遂げました。
ジャミラがただ憎しみの心以外を忘れた存在かというと、そうではなく、途中、村を破壊した場面でふと我に返り、罪の意識を感じる…というシーンもあり、それがラストの倒れ伏したジャミラの姿に哀切な感情を抱かせます。
24話「海底科学基地」
潜水艇にムラマツ隊長、星野くん他、民間人が閉じ込められる。それは鼻先がドリルになっている怪獣グビラの仕業で、残された科学特捜隊のメンバーが救助に向かう。
クライマックスはドリルで地上に出てきたグビラをウルトラマンが倒して終了。
25話「怪彗星ツイフォン」
怪彗星ツイフォンが地球にぶつかるかもしれない。という事だったが、実際には少しそれて通り過ぎた。
日本アルプスで雪男怪獣のギガス、ドラコ、水爆を飲み込んだレッドキングの三体が三つ巴で戦う。
レッドキングに対するギガスのリアクションがコミカルで良かった。
レッドキングの水爆が爆発したら大変だ!という事でウルトラマン登場。
レッドキングを八つ裂き光輪で三枚におろし、水爆を含む頭部~首のあたりをウルトラマンが宇宙に運んで爆発させ、事なきを得た。
26,27話「怪獣殿下(前後編)」
怪獣好きの少年オサム君は怪獣の絵ばかり描いて他の子に馬鹿にされているが、科学特捜隊と研究者が孤島で怪獣ゴモラを発見し、ニュースになった事から株を上げる。ゴモラを生け捕りにして万博で公開するため日本に輸送するが、途中で麻酔から覚めて暴れ出し、日本で暴れまわる。
ゴモラは地中を移動しながら大阪へ向かい、ウルトラマンと対峙する。
ウルトラマンはゴモラのしっぽ攻撃に苦しめられ、全編ではギブアップ寸前まで追いつめられる。
後編で科学特捜隊の攻撃によりゴモラの尻尾を破壊。
移動したゴモラは大阪城を破壊。
ハヤタはオサム君から紛失したベーターカプセルを受け取り、ウルトラマンに変身。ゴモラを倒す。
大阪城の破壊シーンなど、特撮にかなり力が入っている良い回だったが、大阪が舞台なのに誰も関西弁を喋らないのは違和感があった。
28話「人間標本5・6」
奥多摩で多発するバス事故の調査にやってきたムラマツとイデ。人間を標本にして研究しようと企む宇宙生物ダダが、山頂の宇宙線研究所を乗っ取っていた。
バスが事故に遭い、ムラマツが目覚めた時、近くにいたのは不審な女性一人。
女性の後を追うと、そこに研究所とダダが。
女性は紛らわしいながらも別研究所に勤める一般人だった。
ムラマツは神出鬼没のダダと応戦。
ウルトラマンもやってきて巨大化したダダを倒す。
29話「地底への挑戦」
日本一の埋蔵量を誇る大田山金鉱で金が取れなくなったが、それは怪獣ゴルドンが金を食べてしまったからだった。地球を移動するゴルドンに対して、科学特捜隊はイデの発明した地底戦車ベルシダーで地底に突入。
ベルシダーはムラマツとイデが乗り込み、地上へ追い込んだゴルドンを他の隊員が倒した。
地底で、金を掘っていた鉱夫と遭遇。出血多量で少しどうかしている。
ベルシダーで地上に戻ろうとするが、地底にもう一匹ゴルドンがおり、ピンチに。
ベルシダーの光線でゴルドンを地上に追い出し、地上でウルトラマンが二体目のゴルドンを撃破。
酸素が薄くなり倒れてしまったムラマツ・イデのベルシダーをウルトラマンが助けてくれた。
30話「まぼろしの雪山」
スキー場で村おこしをする寒村。クマ撃ちの猟師が、古くから伝えられる怪獣ウーに遭遇し大騒ぎに。
村には15年前に行き倒れになった母娘の内、生き残った娘「雪ん子」もおり、村人には馴染めないがウーとは心が通っている。
科学特捜隊も村にやってくるが、雪ん子にウーを殺さないでと懇願される。
早くに母を亡くしたイデは雪ん子に共感するが、本部からウー討伐の指令が下る。
ウーと交戦した科学特捜隊のビートルは墜落。
ウルトラマンが登場しウーと戦うが、ウーはすっと消える。
村人から冤罪で追いやられていた雪ん子も消息不明になり、雪ん子はきっと雪の妖精だったんだ…
と言う、ふんわりした感じで終わる。
31話「来たのは誰だ」
科学特捜隊南米支部から来たゴトウ隊員。挙動が不審だが、実際人間をエサにしようとする吸血植物人間ケロニアが変身していた。
巨大化したケロニアをウルトラマンが倒し、植物人間たちの戦闘機も半分は科学特捜隊、残りはウルトラマンが倒した。
32話「果てしなき逆襲」
怪獣ザンボラーが各地で山火事を起こす。科学特捜隊インド支部の女性隊員パティは休暇で日本を訪れ、ハヤタがエスコート。
休暇先でザンボラーに遭遇。
イデの冷凍弾などで攻撃しつつ、ウルトラマンがとどめ。
高度に都会化され森が切り倒されていく日本を憂いつつのクライマックス。
33話「禁じられた言葉」
航空ショーを見に来たハヤタ、フジ、フジ隊員の弟。弟の心にだけ語りかける誰かの声。
それは地球を欲しがるメフィラス星人の声だった。
フジ隊員の弟を拉致したメフィラス星人は、暴力を使わず地球を手に入れるため、弟に「地球をあげる」と言わせようとするが失敗。
巨大化させたフジ隊員を暴れさせる。
ウルトラマンとメフィラスは戦うが、途中でメフィラスは「よそう。宇宙人同士が戦っても仕方が無い。しかしいつか私に地球を売り渡す人間が現れる。」
その時までさらばだ。必ず来るぞ! と高笑いしてメフィラス退場。
34話「空の贈り物」
実相寺監督回。この回は大分コミカル!
宇宙からやって来た超重量級の怪獣スカイドン。
ウルトラマンでも歯が立たないため、普通に倒すのは不可能。
水素をお尻から注入して巨大な怪獣風船に仕立てて、宇宙へ返そうとしたが、防衛隊に連絡が行っておらず撃ち落とされて落っこちて来る。
最後は落ちてきたスカイドンとウルトラマンが衝突して大爆発、スカイドン消滅。
ラスト、何故か着物を着て抹茶を点てるフジ隊員と科学特捜隊の面々。
35話「怪獣墓場」
イデとアラシは宇宙パトロール中、怪獣墓場を発見。それは、今まで科学特捜隊とウルトラマンが葬った怪獣たちの魂が集う場所だった。
科学特捜隊は今まで葬った怪獣の魂をとむらうため「宇宙院怪獣居士」の戒名を与えて慰霊を行う。
そんな怪獣墓場におり、月ロケットに衝突して地球にやって来てしまったシーボーズという怪獣。
地球を破壊するのではなく、怪獣墓場に帰りたくて悲しそうな素ぶりをする。
試行錯誤の末、シーボーズは宇宙に変えれてめでたしめでたし。
36話「射つな! アラシ」
攻撃されればされるほど強化してしまう怪獣ザラガス。科学特捜隊にも待機命令が出るが、隊員アラシは子供を救うため撃ってしまう。
色々あってウルトラマンがザラガスを倒して完了。
37話「小さな英雄」
人類に対し友好的な珍獣ピグモンが現れた。言葉を翻訳した所、怪獣酋長のジェロニモが科学特捜隊が倒した60体の怪獣を蘇られるとの事。
ジェロニモや復活した怪獣たちと戦う科学特捜隊。
そんな中、イデは「どうせ俺らが頑張ってもウルトラマンが倒すんでしょ」と投げやり。
イデ達がピンチの中、ピグモンが身を呈し、ドラコに倒される。
心を入れ替えたイデは奮戦。
ウルトラマンがジェロニモの動きを止め、とどめを刺したのはイデだった。
ピグモンに対し科学特捜隊の隊員資格を与え、黙祷。
38話「宇宙船救助命令」
Q星での開発計画のための宇宙ステーションと連絡が途絶える。急行した所、ステーションのスタッフはみんな、謎の光で視力に以上が出ている。
それは怪獣キーラの仕業だった。
ステーションの故障を直すために必要なヒューズを入手するために科学特捜隊は動くか、その途中でキーラに襲われる。
最後はウルトラマンがキーラを倒してエンド。
39話「さらばウルトラマン」
最終回です。最強の怪獣ゼットンが登場し、こいつはウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線を跳ね返し、逆に反射したスペシウム光線を浴びたウルトラマンが倒れてしまいます。今まで怪獣を倒してくれていたウルトラマンに頼る事はできません。
人間の力で新型のミサイルをゼットンに撃ち込み、倒します。
ウルトラマンは故郷のM78星雲からやって来たゾフィーが復活させ、これにて完でした。