初代ウルトラマン第11話「宇宙から来た暴れん坊」(ギャンゴ)
※ネタバレしています。
宇宙からやってきた、不思議な力を持った石を子供たちが発見します。
欲しいものをイメージすると、石がその欲しい物に姿を変えます。
例えば「レーシングカー」をイメージすると、ラジコンのレーシングカーに姿を変えます。
しかも、サーキットつきで!
考えるのをやめると、元の石に戻ってしまいます。
この石が悪い心を持った男の手に渡り、この男が「みんなを驚かしてやろう!」という行き当たりばったりな動機で怪獣をイメージした事から、石は怪獣ギャンゴに変身。
男は滞在中のホテルで、スタッフや利用客を驚かしてゲラゲラ笑う悪い奴です。
いたずら大成功で「ガーッハッハッハッ!」と笑うこの笑い顔、実に悪い顔で、非常に印象に残ります。
男がだんだん調子に乗って「もっと大きなギャンゴになれ!」と願ったところ、石は巨大なギャンゴになり、ホテルは内側から崩壊。
このホテルの修理費用は、後から男に請求が行くのかと思うと、悪い事は出来ないな~と思います。(?)
こうして巨大化したギャンゴの元にウルトラマンがやって来て戦う事になります。
このギャンゴ、悪人の心が生み出した怪獣なだけあり、フェイントや不意打ちなど、卑怯な手を使いまくるのが面白いんですよね。
ウルトラマンのパンチを食らって脳震盪を起こしたように膝をガックリついたと思いきや、隙を見てウルトラマンに馬乗り。
ウルトラマンはウルトラマンで、ギャンゴをくすぐってどかせるという、緊張感の無い戦いが続きます。
コミカルな演出を得意とする満田かずほ監督回ならではの面白バトルが、第10話に引き続き楽しめました。