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X-T10 中古購入の前に押さえておきたいポイント

2020年10月26日

愛用している富士フイルムのミラーレスカメラ、X-T10。

富士フイルム X-T10

2年ほど前に中古で購入しましたが、今もメインカメラとして活用中です。

購入金額について


2018年9月現在、X-T10(ボディのみ)の中古価格は、安いところで3万円台前半。
僕が2016年の12月に、カメラのキタムラの中古販売で買った時は、税込で44,280円でしたから、この2年でずいぶん安くなった印象です。

僕が中古のカメラやレンズを買う時に使う通販サイトと、価格比較サイトのURLを、下に載せておきます。

【中古カメラが買えるサイト】
カメラのキタムラ(ネット中古)
マップカメラ
amazon
メルカリ
ヤフオク

amazonのマーケットプレイス、メルカリやヤフオクで中古品を買うときは、出品者の評価などをよく見て、安心できる相手から買うことが大事です。

価格コム
価格コムにも、中古価格の情報が載っています。

一緒に買うおすすめレンズ


撮りたいものや、好みの画角によって色々とありますが、ひとつだけおすすめを挙げるなら、「神レンズ」と呼ばれる「XF35mmF1.4 R」がおすすめです。

X-T10 中古購入の前に押さえておきたいポイントFUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

美しいボケ味と描写力、レンズの歪曲収差もほぼ無く、何を撮っても自然に、美しく撮る事ができます。
f値が小さいので、暗所での撮影にも威力を発揮し、撮った写真を見せると「フラッシュも焚かないのにこんなに明るく撮れるの!?」とよく驚かれます。
あまりにも良く映るので、ほとんどこのレンズでしか撮っていません。

XF35mm1.4Rの中古価格は、3万円台後半~4万円台。
僕は、X-T10と同じくカメラのキタムラで、39,880円(税込)で購入しました。

レンズって同等のスペックの商品がカメラ本体ほど早いペースで発売されず、値崩れしないので、3万円台後半で買えればラッキー、4万円台前半でも全然アリかなと思います。

中古品のデメリット


中古でカメラを買うと、意外なトラブルが発生する事もあります。
僕が買ったX-T10ですが、買ってすぐには気づかなかったんですが、ある時にF値を上げて撮影したところ、撮影結果に黒い点々がついている事に気が付きました。

最初は原因が分からなくて、レンズのホコリをとったり、カメラのイメージセンサーを掃除したりしたんですが、黒い点々は消えませんでした。
キタムラに行って調べてもらったところ、イメージセンサーの内部、分解しなければ除去できないところにホコリが入り、撮影結果に影響を与えていました。
買ってからレンズ交換を全くしていなかった事から、中古で購入した時には、すでにホコリが混入していたのだと思います。

XF35mm1.4Rという、f値の小さいレンズをつけていたので、気づくのが遅れてしまったんですね。
(f値をかなり上げないと、センサーについているホコリにピントが合わず、撮影結果に影響を与えない)

結果、そのホコリを除去するのに、修理費が9,000円ほどかかりました。

内訳としては、

X-T10本体:44,280円
XF35mm1.4R:39,880円
修理費:9,000円
合計:93,160円

となります。
たまたまセンサーが汚れている個体を引いてしまったんですが、もちろん全部がそうと言う訳ではないですし、前述の通り、今だともっと安く買えるので、中古で購入するメリットは十分にあると思います。

2018年現在、最安値で買う場合、一例ですが

X-T10本体:34,800円
XF35mm1.4R:39,000円
合計:73,800円

総額7~8万円以内に収まれば、十分かなと思います。

X-T10には最新モデルのX-T20があります。
これの本体+XF35mm1.4Rを全て新品で買った場合、

X-T20本体:71,751円(記事を書いた時点のamazon新品価格)
XF35mm1.4R:52,170円
合計:123,921円

5万円ほどの差が出てきますね。

綺麗に撮れるカメラが欲しい、でもそんなにお金はかけたくない…。
そんな時に、中古販売が有力な選択肢になると思います。

X-A5との比較


X-T10 中古購入の前に押さえておきたいポイントFUJIFILM ミラーレス一眼 X-A5レンズキット

富士フイルムのカメラを今持っていないけど、とにかく安く買って使ってみたい!という方には、エントリーモデルのX-A5も選択肢の一つになります。

新品レンズキットの最安値が51,300円(価格コム調べ)。
古い機種をわざわざ中古で買う必要ないじゃないか、と思われるかも知れません。

それでもX-T10の中古品をおすすめする理由としては、

・イメージセンサーが違う。
X-T10はX-Trans CMOS IIセンサー。
X-A5はサイズこそ同じAPS-Cですが、ベイヤーセンサーです。
FUJIFILMらしい「雰囲気のある写真」は、X-Trans CMOSセンサーで撮りやすい、と言われています。

・グリップ感、高級感
エントリーモデルという事もあり、X-A5は、特に背面などはかなり安っぽい作りなんですよね。
グリップ感も、あまり良くありません。
X-T10も、上位機種のX-T2などと比べるとグリップしやすいというほどではありませんが、ゴム製のグリップ部により、適度なグリップ感があります。
サイズと性能のバランスがよく、まとまっているのがX-T10の魅力です。

・X-A5 レンズキットの付属レンズはいまいち
付属するレンズはXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZになりますが、F値が大きく、FUJIFILMのカメラの性能を引き出せるレンズとは言えません。

とはいえ「FUJIFILMのミラーレスカメラ」自体が持っているポテンシャルがとても高いので、後は予算や好みで決めればいいと思います。


この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
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Posted by せみやま