漫画「貴重な棒を持つネコ」

2021年7月29日

画像引用：室木おすし「貴重な棒を持つネコ」


最近、FOD（フジテレビオンデマンド）という動画配信サービスに登録して、古畑任三郎や戦国自衛隊1549を楽しんでいるんですが、電子書籍も購入できる事を教えてもらいました。



今回、購入したのは漫画「貴重な棒を持つネコ」。

漫画家の室木おすしがツイッターに投稿した4コマ漫画を単行本化したものです。

漫画「貴重な棒を持つネコ」

飼い主から預かった貴重な棒を大切に守りながら、飼い主を探して放浪を続けるネコのお話です。



ネコは棒を大事にするあまり、極端な行動に走る事も多々あり、その過剰な棒に対する防衛本能が、この作品で発生する笑いの原動力になっています。


棒さえあれば崖から落ちそうな恋人を助けられるから、その棒を貸して欲しい！

そう頼み込む青年に対してすら、ネコは牙を剥くのです。

脇を固める、ネコ以外のキャラたち

ネコのキャラが立っているのはもちろんの事、レギュラーや単発のキャラもそれぞれ癖が強く、作品の大きな見所になっています。


友だちのカラスはいつもネコと一緒にいますが、自由を愛し、飼い主探しに積極的に関わろうとはしません。



知識を500円で売る人も出て来ます。



自称、数々のことわざを生み出した実はすごい人ですが、何を生み出したのかは定かではありません。



意味なく肩にロープをかけている男ロジャー。こいつも、単発のキャラだと思っていたんですが…。



後に、秘密結社持つ者たち（何かを所持する事に執着する謎の秘密結社）のメンバーである事が判明します。


代表のゴッドショジはネコの貴重な棒を狙っているようです。

貴重な棒を持つネコ まとめ

ネコに棒を持たせただけで、こんなに広がりのあるキャラクターになるというのが凄いなと思いましたが、もちろん作者の発想力や、面白さへの高い感度があってのものですね。

斜め上からの発想で登場する単発のキャラや、個性的なレギュラーのキャラクターもそれぞれが楽しく、一気に読んでしまいました。


現在、作者のツイッターでは貴重な棒の謎に関わるメインストーリーが進行中で、今後の展開も気になるところです。