キオビツチバチ メスはお尻に黄色の斑点。
キオビツチバチは、コガネムシの幼虫に卵を産み付けて幼虫の餌にする、狩りバチの一種です。
オスよりメスの方が大きく、大きい個体は体長2.5㎝ほどと、なかなか存在感のあるハチです。
目次
キオビツチバチ 黒い大型のハチ。メスはお尻に黄色の斑点、オスは黄色い帯が。
メスのお尻には左右一対の黄色い斑点があり、オスも同様ですが、オスの場合は二つの斑紋が大きい上に接近しており、一文字の黄色い帯状になっています。これが和名の「キオビ」の由来になっています。
キオビツチバチ 観葉植物・園芸家の頭痛のタネ・コガネムシの天敵!
コガネムシの幼虫は、地中で暮らし、植物の根を主食にして成長します。
観葉植物を育てていたり、家庭菜園をやっている方にとっては恐るべき相手で、大事に育てた植物が、水も肥料もちゃんとあげているのに元気がない…。
なぜ? と思ったら、コガネムシの幼虫に根っこを食い荒らされていた。というのは、よくある話です。
キオビツチバチのメスは、地面に潜ってコガネムシの幼虫にお尻の毒針で麻酔をかけ、卵を産み付けます。
産み付けられたキオビツチバチの幼虫は、コガネムシの幼虫を食べて育ちます。
コガネムシの幼虫は哀れですが、観葉植物を育てていたり、家庭菜園をやっている方にとっては歓迎すべき益虫と言えますね。
キオビツチバチ 歩くの大好き?穴を掘るハチ
ツチバチは、狩りの対象であるコガネムシを探す時も、地面をうろつき回っていますし、他のハチよりも地面を歩いている姿をよく見かけます。体も大きく、存在感のある上にずんずん歩いているので、結構目立つと思います。
見慣れない、そこそこデカいハチがずんずん歩いていたら、ツチバチかも知れません!
機会があれば、ぜひ観察してみてください。
ツチバチの生態については「完訳 ファーブル昆虫記」の第3巻上と第4巻下に、詳しく記載されています。
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