静岡・芭蕉天神宮の狛犬(静岡狛犬紀行・後編)
「静岡・村山浅間神社の狛犬(静岡狛犬紀行・前編)」の続きです。
村山浅間神社から、次なる目的地の芭蕉天神宮に移動する前に、富士宮の市街でご当地グルメ・富士宮焼きそばで腹ごしらえをする事にしました。
B級グルメのイベント「B-1グランプリ」の第1回、第2回を連覇した事で、全国的に有名になった富士宮やきそば。
専用の蒸し麺を使うこと、油かすや魚の削り粉を振りかけて食べるなど、通常の焼きそばとな異なる独創性の高いB級グルメです。
富士宮市街の至る所に、デカデカと「富士宮焼きそば」ののぼりを掲げているお店がかなりの数ありました。
元々、富士宮焼きそばを出すお店は多かったと思うんですが、のぼりをデカデカと掲げ始めたのはメディアに取り上げられ始めて以降ではないかと推測しています。
数えきれないほど選択肢がありましたが、なんとなく、店構えと駐車場の停めやすさでお店を決定。
地元の方が集まるアットホームな雰囲気のお店で、女性店主がテーブル上の鉄板で豪快に焼きそばを炒めてくれました。
本場の味、とても美味しかったです!
途中からかなりの山道で、対向車が来たらすれ違うスペースが限られているから厄介だな・・・と思いながら進んだんですが、幸いほとんど対向車は来ませんでした。
この神社は由比から甲州街道へいたる塩の道の近くにあり、かつて周辺の集落は交通の要衝として栄えていたそうです。
社名の由来になった芭蕉(バショウ)。
人里離れた山道の奥に、異国情緒のある芭蕉の巨木が生い茂っている感じ、とても幽玄で印象的でした。
この神社、学問の神である菅原道真を祀っており、以前は「馬上天神」という社名だったそうなのですが、境内に芭蕉が生えていた事から「芭蕉天神」と改称されたのだそうです。
「芭蕉生えてるし、これから芭蕉天神でよくない?」という誰かの一声で改称されたのか、芭蕉の存在感が多すぎてみんなが「馬上」ではなく「芭蕉」と呼ぶようになり、自然と「芭蕉天神」に変わっていったのか、気になります。
芭蕉天神宮には2対の狛犬があり、境内に入ってすぐに現れるのが、明治期に建立された狛犬です。
阿像。ゆるめの子狛も一緒です。
子狛たちのアップ。
吽像。
「明治〇七年 四月吉日建立」の文字が読み取れます。
白馬も祀られていました。
本堂を奥に入っていくと・・・いました!
江戸期に作られたはじめ狛犬です。こちらは阿像。
なんと愛らしい姿。
アオってみた。
こちらは吽像。
「寛政9年(1797)丁巳」の文字が読み取れました。
龍の彫刻。かなり精緻に彫られています。
バショウの生い茂る独特な風景の境内と、ブルドッグのように小さくて愛らしい狛犬の芭蕉天神宮。
とても個性的な場所でした。
目的は狛犬でしたが、巨大なバショウと神社という独特な組み合わせが作り出す風景が、とても良かったです。
静岡ソテツ紀行でも紹介しましたが、温暖な静岡ではバショウやソテツなど、海外から移入された熱帯性の植物がよく育ち、独特な風景を作り上げていますね。
伊豆にはアロエが生い茂るスポットもあるし、他にもそういう、エキゾチックな植物がすくすく育っている場所がありそうです。
今後もそういうスポットを見つけて、レポートしていきたいと思います!
この記事は
村山浅間神社から、次なる目的地の芭蕉天神宮に移動する前に、富士宮の市街でご当地グルメ・富士宮焼きそばで腹ごしらえをする事にしました。
B級グルメのイベント「B-1グランプリ」の第1回、第2回を連覇した事で、全国的に有名になった富士宮やきそば。
専用の蒸し麺を使うこと、油かすや魚の削り粉を振りかけて食べるなど、通常の焼きそばとな異なる独創性の高いB級グルメです。
富士宮市街の至る所に、デカデカと「富士宮焼きそば」ののぼりを掲げているお店がかなりの数ありました。
元々、富士宮焼きそばを出すお店は多かったと思うんですが、のぼりをデカデカと掲げ始めたのはメディアに取り上げられ始めて以降ではないかと推測しています。
数えきれないほど選択肢がありましたが、なんとなく、店構えと駐車場の停めやすさでお店を決定。
地元の方が集まるアットホームな雰囲気のお店で、女性店主がテーブル上の鉄板で豪快に焼きそばを炒めてくれました。
本場の味、とても美味しかったです!
芭蕉天神宮に到着
富士宮焼きそばでお腹も膨れたところで、芭蕉天神宮に移動を開始。途中からかなりの山道で、対向車が来たらすれ違うスペースが限られているから厄介だな・・・と思いながら進んだんですが、幸いほとんど対向車は来ませんでした。
この神社は由比から甲州街道へいたる塩の道の近くにあり、かつて周辺の集落は交通の要衝として栄えていたそうです。
芭蕉の生い茂る境内
社名の由来になった芭蕉(バショウ)。
人里離れた山道の奥に、異国情緒のある芭蕉の巨木が生い茂っている感じ、とても幽玄で印象的でした。
この神社、学問の神である菅原道真を祀っており、以前は「馬上天神」という社名だったそうなのですが、境内に芭蕉が生えていた事から「芭蕉天神」と改称されたのだそうです。
「芭蕉生えてるし、これから芭蕉天神でよくない?」という誰かの一声で改称されたのか、芭蕉の存在感が多すぎてみんなが「馬上」ではなく「芭蕉」と呼ぶようになり、自然と「芭蕉天神」に変わっていったのか、気になります。
芭蕉天神宮 境内の狛犬(明治建立)
芭蕉天神宮には2対の狛犬があり、境内に入ってすぐに現れるのが、明治期に建立された狛犬です。
阿像。ゆるめの子狛も一緒です。
子狛たちのアップ。
吽像。
「明治〇七年 四月吉日建立」の文字が読み取れます。
白馬も祀られていました。
芭蕉天神宮 本堂のはじめ狛犬
この神社に来た目的は上の明治狛犬ではなく、本堂にいるもう一対のはじめ狛犬でした。本堂を奥に入っていくと・・・いました!
江戸期に作られたはじめ狛犬です。こちらは阿像。
なんと愛らしい姿。
アオってみた。
こちらは吽像。
「寛政9年(1797)丁巳」の文字が読み取れました。
龍の彫刻。かなり精緻に彫られています。
バショウの生い茂る独特な風景の境内と、ブルドッグのように小さくて愛らしい狛犬の芭蕉天神宮。
とても個性的な場所でした。
目的は狛犬でしたが、巨大なバショウと神社という独特な組み合わせが作り出す風景が、とても良かったです。
静岡ソテツ紀行でも紹介しましたが、温暖な静岡ではバショウやソテツなど、海外から移入された熱帯性の植物がよく育ち、独特な風景を作り上げていますね。
伊豆にはアロエが生い茂るスポットもあるし、他にもそういう、エキゾチックな植物がすくすく育っている場所がありそうです。
今後もそういうスポットを見つけて、レポートしていきたいと思います!