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ヒメハラナガツチバチとヒマワリ

ヒメハラナガツチバチとヒマワリ

今年、自宅の庭に植えたヒマワリが咲きました。

植える時期が遅かったのですが、8月中旬にようやく咲いてくれました。
時季外れなせいか花も小ぶりですが、鮮やかな色合いで庭の雰囲気が明るくなったような気がします。

ある日、庭に出てヒマワリを見てみたところ、見慣れないハチがヒマワリの花に留まっていました。


自宅の庭では色んな種類のハチを見る事ができますが、まだ見た事がないハチがいたんですね。

ざっと思いつくだけでも、
・ニホンミツバチ
・セイヨウミツバチ
・ニッポンヒゲナガハナバチ
・スズメバチ
・アシナガバチ
・クマバチ
・ルリチュウレンジ
・チュウレンジハバチ
・スズバチ
・ベッコウバチ
・キオビツチバチ

…と、およそ11種類ほどのハチを確認した事がありますが、ついに第12のハチが現れたようです。

ヒメハラナガツチバチとヒマワリ

ヒメハラナガツチバチとヒマワリ

調べてみたところ、このハチは以前このブログでご紹介したキオビツチバチと同じ仲間、すなわち地中にいるコガネムシの幼虫に麻酔をかけて自分の子供のエサにする、地中の名ハンターであるツチバチの一種である事が分かりました。

名前は、ヒメハラナガツチバチ。

我が家の第12のハチであり第2のツチバチという事になります!

ツチバチは全身が黒っぽくツヤがあり存在感があって、全昆虫の中でもトップクラスに好きなので、とても嬉しかったですね。

キオビツチバチが腹部に黄帯もしくは黄色い斑点があるのに対して、ヒメハラナガツチバチは腹部の節に沿って模様状に金毛が生えているのが特徴で、背板に模様が無い事から、今回観察した個体はメスである事が分かりました。

ヒメハラナガツチバチとヒマワリ

ヒマワリの花に頭を突っ込み、全身を花粉だらけにしていました。

ヒマワリの大きな花は昆虫にとっても見つけやすい、大きな餌場なんでしょうね。
ヒマワリが無かったらヒメハラナガツチバチの存在には気づかなかったかもしれません。
何か植物を増やすと、決まって庭の生き物からのレスポンスがあるので面白いですね。

家庭菜園のケールをカメムシに食い荒らされるのは残念な気持ちになりますが…。


この記事を書いた人
せみやま せみやま
生き物が大好きなWebエンジニアです。
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