山中湖探鳥 ミコアイサを見にいったけど、何故かアオゲラに遭遇!
富士五湖の中でも最大の面積を持つ山中湖。冬場は、多くの水鳥で水面が賑やかになります。
野鳥情報.comのミコアイサの記事で、山中湖でミコアイサの目撃記録があるという事を知りました。
ミコアイサは白と黒のコントラストが美しい美ガモで、まだ初見です。
地元山梨でミコアイサが見られるなら、ぜひ! と言う事で、さっそく行ってきました。
目次
多くの水鳥が集まる、冬の山中湖
早朝の山中湖の岸辺には、多くの水鳥が集まっていました。
これは、別の記事で取り上げた、ヒドリガモとアメリカヒドリのハーフです。
こちらはヒドリガモのメス。いかにもカモのメスらしく地味な感じですが、クチバシの先端の黒い部分で、ヒドリガモのメスと分かりますね。
アメリカヒドリ由来の緑のアイラインがハッキリしている個体もいました。
こちらは、通常タイプのヒドリガモ。
観光客の撒くエサに群がる水鳥たち。
もっとちょうだい!
カワウの群れが、のんびりひなたぼっこしてました。
山中湖のコブハクチョウ
山中湖に行くと、大きなハクチョウが泳いだり、岸辺でくつろいでいる姿を見る事ができます。これは野生のハクチョウではなくて、元々はヨーロッパに生息している外来種、コブハクチョウです。
60年代に「山中湖をハクチョウの湖にしよう」という村おこしのため、山口県宇部市の市営常盤公園から譲り受けたつがいが繁殖して、現在は20羽ほどが生息しています。
以前、山中湖を訪れた時、コブハクチョウが、他の個体に激しく噛みついている姿を目撃して、ハクチョウって意外とワイルドな生物だなと驚いた記憶があります。
カンムリカイツブリ
岸辺から遠くに白っぽい水鳥の群れがいて、もしかしてミコアイサ?と期待したものの双眼鏡でもよく見えず、やむなく記録写真だけ撮りました。
モニターで写真を拡大してみると、シルエットと体色から、どうやらカンムリカイツブリのようです。
群生が強く、この時も数十羽の群れを作っていました。
最近、日本での生息数が増加傾向にあるようです。
その他の水鳥 オオバン、ハジロカイツブリ
オオバンが、岸の小藪を歩いていました。
ハジロカイツブリ。動きが早く、なかなかピントの合った写真を撮るのが難しい水鳥です。
山中湖 林の中でアオゲラに遭遇!
期待していたミコアイサにも会えず、意気消沈していましたが、せっかく来たんだし、水鳥から目線を変えて、林の鳥でも探すかな…と、気持ちを切り替えて、林道を歩いていたところ、木に留まる緑色で頭頂部が赤い鳥が。
アオゲラでした!アオゲラを見るのも撮影したのも、今回が初めてでした。
ミコアイサには会えませんでしたが、ここまで来て良かったな~と、報われる気がしました。
山中湖 その他の林の鳥 エナガ、コゲラ、ツグミ、シジュウカラ
エナガの群れが、木のコブ状になった部分に群がっていました。
昆虫でも潜んでいたんでしょうか?
雪の残る草むらを、食べ物を探してついばんで周るツグミがいました。
ふんぞり!
まるでサーカスのよう。枝に引っかからないか心配になります…。
アオゲラに続いて、キツツキ類のコゲラ。
キツツキ類の食料になる木の中に住む虫が多くいる環境なんでしょう。
今回は会えませんでしたが、アカゲラもきっといると思います。
シジュウカラ
今回確認出来た鳥
ヒドリガモオオバン
コブハクチョウ
マガモ
カワウ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
アオゲラ
コゲラ
ツグミ
ハシボソガラス
シジュウカラ
エナガ
ハクセキレイ