日向山の頂上で撮った写真
山梨県北杜市に、日向山という山があります。
標高約1660mの低山で、スムーズに登れれば、登山口から2時間ほどで登頂可能です。
ただ、遭難や滑落事故が発生している山でもあり、注意が必要です。
矢立石登山口から頂上に至る登山道はかなり整備されていて、難易度は低めではあるんですが、頂上から逆側に下山するルートはかなりワイルドな道のりになっているのが、その一因です。
相当な熟練者が自己責任で登る以外は、一般登山道を登って頂上に辿り着いたら、同じルートを引き返す事をおすすめします。
頂上には「雁ヶ原」と言われる、花崗岩が風化して出来た白い砂浜のような風景が広がっており、SF世界に迷い込んだような感覚を味わう事が出来ます。
僕自身も、その風景を一目見たくて、2016年に登頂しました。
その時に撮影した写真を、下に載せておきます。
日向山の頂上(フィルムカメラ LOMO LC-Aで撮影)
ここに載せた写真は、フィルムカメラのLOMO-LC-Aで撮影したものです。
フィルムカメラの味わいのおかげで、より浮世離れした写真になっているかもしれません。
日向山の頂上(iPhone4sで撮影)
フィルムカメラだけでなく、iPhone4sで撮影した写真もあったので、載せておきます。「2016年に登頂」と言うと、つい最近かなという気もするんですが「iPhone4s」と言われると「古っ」と感じますね、不思議なんですが・・・。
具体的な古さを感じるからですかね。
日向山頂上の風景(動画)
iPhone4sで撮影した動画が残っていたので、これも載せておきます。日向山 登頂した時の印象
早起きして車で登山道まで行き、登りはじめたんですが、服装はスニーカーにパーカーくらいの、山を舐めてる感じの服装(帽子も無し)でずんずん進んでしまいました。今だったら、怖くて出来ない気がします。
低山とは言え、少なくとも帽子かぶったり、レインウェアや防寒着を用意したり、体の支えになるトレッキングポールは持っていきたいですね。
とは言え、当時はそんな感じでした。
山に棲んでいる野鳥を撮影しようと、超望遠カメラも持って行ったんですが、鳥の姿は見えるものの、意外と素早く動かれて、いい写真は撮れませんでした。
天気も曇っており、野鳥を探しづらかったのと、枝が折り重なって見通しが悪い地形が多い事が、うまく撮れなかった原因かなと思っています。
もう一度登りたいなと思ってはいるんですが、自分が登頂した後で遭難や滑落事故が発生しており、逆に今、登るのに勇気が要りますね。
日向山は整備された一般登山道に対して、頂上から逆側に続くルートがワイルドで未整備という二面性を持っています。
遭難や滑落が発生したのは、そのワイルドな方のコースではないかなと思っています。
僕も、頂上から少しだけワイルドなコースを歩いてみたんですが「何の標識も道しるべも無いし、これヤバいわ、戻ろう」と、すぐに引き返しました。
次に日向山に行くなら、整備された一般登山道から、レインウェア・防寒着・非常食・登山用ザック・トレッキングポールを準備した上で登るかな。
日向山が「遭難続出の入門山」という、恐ろしくも矛盾した異名で呼ばれている事を知ってしまったので、以前のようにスニーカーとパーカーでは登れなくなってしまった自分がいます。